第176話 諏訪姫と好花の会話
謎の男と景虎が温泉で話している間のこと。
諏訪姫と好花たちは、大変なことになっていた。
「好花ちゃんっ!
どうしよっ」
諏訪姫は好花に、こしょこしょ話で耳打ちした。
「えっ?
どうしたん。
諏訪姫ちゃん」
「今、景虎様のところに男きましたよね?
ってか、きて、話してますよね?
その男の声、すごーーーく信玄様に似てるんですがっ」
「ええ???
そりゃぁ、大変だ。
今すぐ出てく?
それとも、ここに居続ける?」
「景虎様と話している話題、私のことっぽいし……
盗み聞きはよくないけど、し、したい……」
「諏訪姫ちゃん、かわいい。
よしっ、話こっそり聞こ」
こうして、好花と諏訪姫は、景虎と信玄?の会話に耳を傾けるのであった。
筆者の戯言
「武田信玄」(たけだしんげん)は、甲斐(現在の山梨県)の戦国大名です。
「甲斐の虎」と呼ばれた彼。
その彼の率いる武田軍は、最強といわれ、上杉軍ともに最強の軍と言われていました。
信玄は、武術にも学問にも優れていたといいます。
幼い武田信玄が、2~3日で「庭訓往来」(ていきんおうらい)という武士の心得を記した書の中身をすべて覚えてしまったことに感嘆した教育係の和尚が、「孫子」(そんし)や「三略」(さんりゃく)など、中国の軍略書まで教え込んだとの逸話もあるほどです。
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