第143話 弥太郎

 景虎たちは春日山城に帰り、しばらく休みになった。


稽古したり、読書したり、お茶をしたりと各々が好きな時間を過ごしていた。


そんなある日、景虎と弥太郎は2人で話をしていた。


「弥太郎、そろそろ、おまえも妻が欲しくないか?」


「え? 俺に?


考えてもみなかったなぁ。


俺は戦で暴れるだけが取り柄だし、生き甲斐だったから」


「そんなの、俺がよく知っている。


戦は大事だが、そればかりやっていてもな。


俺が小さい時に側で仕えてくれていた、まつえという女子がいるんだ。


元気いっぱいだし、明るいしで、弥太郎にぴったりだと思うだけど、一回会ってみないか?」



「お! それは会ってみたいな!


俺、女と付き合ったことないけど大丈夫かな?」


「大丈夫だって。そんなこと、心配に及ばない。じゃ、1週間後でいいか?」


「うん!」





筆者の戯言


弥太郎とまつえ、相性が合うといいですねぇ。


弥太郎もついに結婚か??

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