第123話 葛山城

「じゃ、この横山城は、実乃に任すぞ!」


「承知しました!」


「俺たちは、城作りに向かおう」


こうして、景虎たちは、善光寺の北西にある葛山(かつらやま)に到着した。



「皆の者!


城を作るぞ!」



「おぉ!!!」



景虎の一声で、城作りが始まった。


好花は、景虎に話す。


「城作り、初めて見る」


「そっか。好花にとっては初めてか。


どうですか?


初めての城作りは」


「興奮する」


「変態やん。


さすが、城好き。



あ!


そいえば、朝信が縄張りを作ってくれたよ」



景虎は、縄張り(城の設計図)を手に持ち、好花に向けて自信満々に見せる。



「すげぇ!


これが本物の縄張りか!!


ほんと、興奮してアドレナリン出まくってる」


好花は、食いいるようにして、縄張りを見ている。



景虎は、縄張りを見ながら、


「名前はねー、うーんと、葛山に作るわけだから、葛山城(かつらやまじょう)にしよっ」



「う、うん」



好花は、苦笑した。






※縄張りとは、城の設計図のようなものです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る