第106話 弁天岳

筆者より


104話、105話、少し付け加えたところがあります。


お手数ですが、もう一度読んでくださると嬉しいです。






筆者の戯言


女人堂から、高野山の入り口である大門まで行くために「弁天岳」という山を登らないといけないんでしたね。


その登山の様子を1ミリもお伝えしていなかったので、今回、お伝えしようと思います。


弁天岳の登山なんてどうでもいいわ! という方は、すっ飛ばしちゃってください。





「景虎ー。


疲れたー。山道すぎない?


ガードレールとかないし、


こっから落ちたら死ぬやん」



好花が疲れるのも無理はない。


弁天岳の頂上まで行くのに、一本の細い道で、1人ずつしか通れないのだ。


しかも、ガードレールなどのようなものはないので、登山道から落ちたら、そのまま、下まで真っ逆さまに落ちるだろう。



「まぁな。


でも、見てみ?



景色きれいだぞ」



「ほんとだ!


街並みが見えるね」




木が生い茂っているが、その木々の隙間から街並みが見えてきれいだった。



「そろそろ、頂上だよ。


好花様」



「うわ!


なんかある!


鳥居だ!」



弁天岳の頂上には、鳥居があった。



「ここが嶽弁財天社(だけのべんざいてんしゃ)か」


朝信は、つぶやく。



「神社みたいだな」



弥太郎は、登山したのに、元気良いのには変わらない。


「ここはな、高野山を流れる川の水源となっているんだと」


「へぇ。


水源を祀る神社か」



「お参りしよ」




景虎一行は、手を合わせ、お参りした。



「よし!


あとは下ったら、高野山の入り口着くぞ!」



「おぉ!」








筆者の戯言


高野山には、7つの弁天社があるんだって。


高野七弁天というらしい。



そのうちの一つが今回行った嶽弁財天社ですね。



そもそもね、


弁財天というのは、元々はインドのサラスヴァティという水の神様なんだって。



弘法大師 空海は、高野山の水源に 水の神様である弁天様をお祀りしたんだって。







今日も筆者の戯言に付き合ってくださり、ありがとうございました!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る