第105話 大門

弁天岳を登り、景虎一行は


やっと高野山の入り口、大門に着いた。




「うわー!


ここが大門か!」



大門という、大きな門がそびえ建っている。



好花は、目をキラキラさせている。


「でけぇな!


めちゃ、赤いし」


弥太郎も、門を見上げて驚いている。


景虎たちの目の前には、赤い色で染められた大門がある。


「これ、25メートルくらいあるらしいですよ。


ちなみに、横幅は21メートル」



「さすが、朝信。よく知ってんじゃん。


大門にさ、高野山って文字が掲げられてる」



「よく気づいたな。弥太郎。


この文字、実は、弘法大師空海が書いた字らしいよ」


「え!?


達筆やん!」




「そーそ。字が上手かったらしいんだよな。


この大門はね、高野山の入り口になってるんだ。


大門は高野山全体を守る結界になってるんだってさ」



「そうなんや。


勉強になるわ」


好花も、うんうんとうなづいた。






筆者の戯言



歴史どうでもいい人、


すっ飛ばしちゃっていいですからねー!






ちなみにね、大門は重要文化財に登録されているんだって!


でね、現在高野山にある大門は、江戸時代(1705年)に再建された仏教式の建築物なんだってー!


現在の大門には、金剛力士像がいるんだけど、これは江戸時代になってから作られたものなんだって。



金剛力士像は、阿吽の仁王像とも呼ばれ、高野山の中に悪いものが入らないように睨みをきかせているらしいよ。



大門の両端に金剛力士像がいて、


右は、阿形(あぎょう)の金剛力士像


左は、吽形(うんぎょう)の金剛力士像 


なのです!



戯言に付き合ってくださり、ありがとうございました!

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