第81話 ちょいと前の話

ちょっと、昔に戻りますねー!


巻き戻し巻き戻し〜




景虎たちが朽木谷の足利義藤たちに会うよりも少し前のこと。





朽木谷にて。



「義藤っー!


京から来ちゃった」


「えぇー!!


こんな遠いところまで。


晴嗣っ!


どしたん」


足利義藤と、近衛晴嗣は、抱き合う。


その後ろには、近衛晴嗣の護衛たちがたくさんいた。



実は、この2人、幼馴染なんよね。


足利義藤は、現代で言うと総理大臣の役職。


近衛晴嗣は、右大臣だから、日本のナンバー3やな。


ちなみにな、左大臣は、公家の中でも最高幹部であり、国政を担う職位。


右大臣は左大臣を補佐する立場にある。



でも、幼馴染だから、2人とも仲良し。




「良い知らせがあるんや!」


「なに?」


「義藤、聞いて驚くなよ。


なんとなんと、越後の毘沙門天の化身である


長尾景虎がこっちにくるんや!!」



「ええ!!


そうなんか!!」


「そうや!


こんなに強い人を味方にしないわけには行かない!



景虎はんを味方にしよ!」



「いいね!


毘沙門天の化身を味方にしよう作戦だな!」




こうして、2人は長尾景虎を味方に引き入れようと作戦を考え始めたのだった。

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