第72話 宴会終わり

 宴会が終わり、越後の一行はそれぞれの客部屋で寝ることになった。


部屋は、

①景虎と好花

②本庄実乃と齋藤朝信と鬼小島弥太郎


に分かれた。



「景虎様、寝所に警備つけなくて本当にいいんですか!?」


実乃は、慌てて景虎に言う。


「いーよ。


もし、敵が来たら俺が好花を守る」


えええー!!!

かっこよすぎかよ!!!

きゅんきゅん


と好花は、心の中で思っていたが、黙って見ていた。


「ま、景虎様は、激強だからな!


俺なんかでも景虎様には敵わないからな。


実乃さん、心配することないよ」


鬼小島弥太郎は、刀を振る素振りをしながら言った。



「長旅で疲れてるだろうし、警備してたら寝てないだろ。


今日は、ゆっくり休めって」




景虎、優しすぎると好花は思いながら、顔はちょっとにやけていた。




「じゃ、明日は京へ向かうからな!



疲れをしっかり取るように!」  




こうして、2つの部屋に分かれた。 


好花は、景虎と2人きりになるということで、内心ドキドキしていた。

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