第59話 上洛
「景虎様ー!
初上洛ドキドキするねー!」
好花ちゃんも、そう思うよね?」
鬼小島弥太郎は、にこにこ笑顔を振りまいている。
「あ、はい。
京都へ行くなんて。
なんか、旅行みたいですね!
朝信(とものぶ)さんもそう思いません?」
「旅行ではありません。
これは、大切な仕事です」
「なんだよぉー。
そんなことわかってるけどさー。
ったくぅー、朝信さんはいつも冷徹なんだからぁー」
「ま、実際、仕事だからな。気を抜くなよ」
「はーい」
朝信は、初登場ですね!
齋藤朝信(さいとうとものぶ)は、景虎の家臣です。
クールな男、朝信!
「そいえば、三好や松永から大量の貢物が届いたよね?」
「届いた」
「大量すぎてわろた」
「わかる。景虎様の顔色伺いすぎだろ!
って思った」
鬼小島弥太郎と好花は、大量の貢物を思い出して笑っている。
なんで、京都に向かっているかというと、
以前に「従五位の下•弾正少弼」を天皇から賜ったが、そのお礼をするために、京都に向かっている。
越後から京都って、遠いやん?
だから、変な輩に襲われそうだよね?
謙信の敵の大名とか邪魔しそうだよね。
しかし
この時は、すんなり通れたのよ。
道中の大名たち全員が協力的でねー。
何の障害もなく、上洛したんよね。
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