第5話 会話

「ところで、なぜ好花は、天井から落ちてきたのだ?」


謙信は、好花の目を覗きながら聞いた。


「いやー、それがなぜだか、うちの方が知りたいくらいなんですよね。武士たちに襲われたと思ったら意識失って目が覚めたらここにいました」


「不思議なもんだな。怪しすぎるけど、刀や鉄砲は持ってないし、何かされても殺されないからいいか」


たしかに、あの肉体を持っている謙信に勝てる相手なんて早々いない。


「まぁ、目も覚めたことだし、城のやつらにも紹介するか。この謎女を」


「殿! その器の大きいところあっぱれです! 宴会でもしますか!」


「だな!!」


謙信はとても嬉しそうだ。謙信は酒好きだったと言われている。酒が大好きすぎて、大量に飲んでいたとか。


うちの紹介ってよりも、ただ酒が飲みたいだけだろーがこの男は。ったく。


「好花! 宴会でその怪しげな服は浮くぞ。着物に着替えい。女たちのところに連れて行ってくれ実乃」


「承知しました。よし、行くぞ。好花さん」


「よ、よろしくお願いします」


好花は、春日山城の女たちに会うことになった。




筆者の戯言


上杉謙信は、かなりの酒好きだったと言われている。


そして、かなり酒が強かったんだと。


さすが、越後の人ですね!


ここでクイズです!


上杉謙信がお酒のつまみとして用意していたものはなんでしょう!





正解は





























梅干しです!



あの頃も、梅干しがあったんですね。


梅干しを食べるときは、いつも上杉謙信のことを思い出します。




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