第3話 学園につくそうですよ?
今俺たちの前にはものすごく高い白い壁がある、この壁こそが学園都市を守るためだけに作られた強靭な壁。
この中にはこの俺たちの生まれた国で2番目に大きな都市だ。
ちなみに1番はもちろん王都である。
「おおーここが学園都市か都会だし人ばっかだし来たくなかったなぁ」
「もー兄さんそんなこと言わない!」
「へいへい」
「来る途中にヒロインと会うテンプレ的な事期待してたんだけどでなかったな」
「兄さんが賊と出会ったら賊が可愛そうなのよねぇ」
妹と他愛もない話をしていると学園都市名物王立学園(名前忘れた)が見えてきた。
またこの学園も立派なもんだ。
学び舎なんだから外見どうでもいいだろ。
なんなら、王立とか言わずに国立にしろよ王の権限持ってくんなよとか思うのは俺だけ?
「兄さんまた学園都市に難癖つけてたでしょ家でも何かあればしょっちゅう言ってたし」
「い、妹よ難癖なんかつけてないぞ兄さんはいつも正しいことしかオモッテナイゾ」
「兄さんはいつもそうやって色々無茶してたりするの知ってるんだよ真那は」
「麻耶ならこんな学校入学する前から強いくせに入る理由ある?」
「あるよ兄さん私いないとなんもしないしどうせ学校サボるでしょ?だから家族相部屋大丈夫な学校の寮に行くんだから」
我が妹ながらしっかりしてるな俺が考えてたことをズバッと当ててきやがる。
「お、もう学校じゃん俺は試験の前に理事長室行くから後で寮合流な」
「うんわかったじゃまた後でね」
「おう」
真那がそう言いながら俺の方に手を振りながらパタパタと走って行った。
「じゃ、俺も行きますかね。」
最強のオタク めんどくさがりがちょっと頑張るそうですよ? しら @shirataku
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