遠足のパン

 拙作をお読みいただいている方の中には、今回のタイトルを聞いてピンとこられる方もいらっしゃると思います。


「遠足のパン」


 私がまだ書き続けている長編小説「黒のシャンタル」にちょこちょこ登場する料理です。簡単に言うとバーガーですね、遠足の時に持っていけるようにパンに料理を挟んだものなので。


 最初に登場した時に遠足のお弁当のように登場したので、それ以来登場人物たちが「遠足のパン」と呼ぶようになったんですが、色々な場所に出てきてちょっとしたアクセントになっています。これを書いている今の段階での最新話「特別なパン」でもこのパンのことを取り上げている、思い出のパンなんです。気になった方には長いですから本編をとは言いにくいので、外伝の「銀色の魔法使い」のタイトルもそのものずばり「遠足のパン」の件を読んでいただけるとうれしいです。ベルが初めて仲間と一緒にご飯を食べた時のエピソードとなります。


 と、今回はそうではなくてですね、私が「遠足のパン」を作ったという報告です。


 コストコ復帰した時に、いくつか買いたい物がありました。それは知る人ぞ知る大きなキッチンペーパー、それからこれも人気ベスト10に入っているオーブンペーパー、それからたまたまセールで値引きしてて「ラッキー!」と買いだめしたルイボスティーなどがありますが、実はその他の生鮮食品にもお気に入りがあってそれを買いました。


「牛ミンチ赤身80%以上」


 もしかしたら赤身度はもうちょっと高かったかも知れませんが、少なくとも80以上はあるものです。


 このミンチがおいしいんですよ。というか赤身と言ってるだけあって脂身が少ない。こういう書き方はあれかも知れませんが、スーパーで売ってるミンチって脂身が多い物も多いんです。だからハンバーグとかしてもあれよあれよという間に縮んでしまってがっかりすることもあります。特に安いミンチなんかそういう傾向にありますね。なので、ハンバーグをする時にはミンチじゃない肉を買って、それをフードプロセッサーでミンチにしたりもしましたが、正直めんどくさい! 

 そんな時にコストコでこのミンチに出会い、買うようになりました。なんでか一時期合いびきしかなくて販売しなくなったのかなとも思いましたが、自粛期間が終わって復活したら見つけました! 同じく豚ミンチも脂身が少ないので、餃子をする時にはわざわざ買いに行ったこともあります。


 前回も買ってハンバーグを作ったのはいいですが、何しろ小さめのパックを買っても1.8キロとか入ってたのでとっても使い切れるものじゃありません。それで小分けにして冷凍です。そのミンチを使って小さなハンバーグを作り、「遠足のパン」を作ったということです。


 おいしいんですよ、これが! 昨日のお昼、作り立てをお昼、実家で食べたんですが、今朝もまた作って食べました。小分けしたミンチ250グラムほど使って8個作れたのでまだ明日も食べられます。


 所用でコストコの少し近くまで行ったので、これまたコストコ定番の「ディナーロール」を買ってきてました。それを横半分に間にバターを挟んでレンジで加熱、そこにケチャップとマヨネーズを塗ってレタス、スライスオニオン、ハンバーグを乗っけたら完成です。簡単じゃろ?


 今回のシャンタルを書いた時から、


「遠足のパン食べたいなあ」


 と思っていて、それもあってパンを買ってきました。パンも多くて食べきれないので冷凍してあります。ハンバーグも小さいのをちょこちょこっとだったらかなり簡単に作れるので、食べきったらまた作ろうっと。


 そういや今回は玉ねぎをみじん切りにして塩を振ってレンジで加熱してからミンチと混ぜたんですが、ドライフードの玉ねぎのみじん切りもあったな。前に買って重宝したんだった。今度行ったら買ってこようかな。


 というわけで、もしかしたら我が家では「遠足のパン」率が高くなるかも知れません。安くて簡単でおいしいから当然だろー!



※近況ノートに写真があります。


https://kakuyomu.jp/users/oguranatuki/news/16818093088303383942


※本編「黒のシャンタル」で初めて登場するのは第一部の「第二章 第一節 再びカースへ・7 秘密の入り口」


https://kakuyomu.jp/works/16816452220372835821/episodes/16816452220403578789


外伝「銀色の魔法使い」では「遠足のパン」


https://kakuyomu.jp/works/16816700426521765341/episodes/16816700426747083336


になります。


他にも何回も出てきてますが、どんな感じで出てくるのか気になった方は一度覗いてくださるとうれしいです。

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