椿さんのメタモルフォーゼが凄まじいですね。
毒針って産卵管が発達したやつか……引っこ抜いたら椿さん死んじゃいそう……。(何の心配してるんだ)
茜ちゃん、序盤から状況観察できて冷静だったけど……健在ですね、さすがです。
そして、安定のヤバい引田さんが凄い味出してますね。
お庭にお花お花って言ってたのは、自分の今後のためだったんですね……乙女だなあ。
個人的には妃倭子さんの最期にグッときます。
自分はどうなってもいいから子供を守りたい……これ、何だか当てはまる登場人物多いですね。茜ちゃん然り、椿さん然り、高砂さん然り。
対象は子供じゃないけど、熊川さんだって同じ。
ホラーでありヒューマンなドラマであり(鬼もいるけど)、怒涛のラストが気になります!
作者からの返信
深く読んでいただいてありがとうございます。
茜ちゃんは冷静ですが、判断は命知らずで危なっかしいと、書いているうちに思ってきました。
引田さんは最初から最後までぶれません。
その怖さを感じ取っていただけたら嬉しいです。
子供を守る、誰かを守るという行動は強い動機になると思います。
でもそれだけに、衝突するとどちらも退けなくなるのかもしれません。
いや、そんなに深く考えていませんけど。
最後までよろしくお願いします。
なるほど、僕なりに解釈しました。
このお話のテーマは「母性」ということだと思います。
正直、鬼という種族で、生態も考え方も違うニンゲンという別種族に対して「私は貴方を差別しない。この赤ちゃんを愛するように、私は貴方を愛している」って、すごい慈愛だなって思ってしまいました。
少なくとも、茜ちゃんにはできない、しようとも思わない。
同種族の広都くんを救いたい一心で、そしてその約束のために、妃倭子さんを何が何でも救おうとした。
その過程で、鬼の生き死になんて関係ないのだから。
必死に命乞いをして説得をする高砂さん。
私がどうなっても構わないからと懇願する神原さん。
広都くんのために突っ走る茜ちゃん。
そして、広都くんのために正気を取り戻した妃倭子さん。
みんな、それぞれの母性に、その衝動に従っているという印象でした。
「母は強し」を、物語を通してひしひしと感じています。
作者からの返信
深く考えていただけて本当に嬉しいです。
そうですね、母性、母子は強く意識していました。
その無上の愛の裏にホラーの種が隠れていると考えました。
怖いけど切ない、そして面白いと思っていただけたら幸いです。