★NIHONGO小話☆ 助数詞
「助数詞」と言ってしまうと何だか難しい感じがしますが、「一本」「一台」など数を表わす語の下に付く、ものを数える単位のことです。
私たちはなにげに使っていますが、これ、案外使いこなすのは難しいです。(私が調べた限り、中国語、韓国語、タイ語にはあると言われています。もしかすると、他の言語にもあるかもしれません)
今は寒い時期で手袋を使う人もいると思うのですが、私はこれ、ずっと「一組」としかいわないのだと思っていました。そしたら「一双」「一足」(『悪文・乱文から卒業する 正しい日本語の書き方』より)とも言うのだそうです。なるほどです。
便器も助数詞があるのですが、「
余談ですが、『悪文・乱文から卒業する 正しい日本語の書き方』(Discover/スクール東京)には、「人は『人』で数える。『名』はなるべく使わない」と書いてありました。しかし、明鏡国語辞典をはじめとする辞書では、「名」は人を数える語として「『人』よりも改まった言い方」としています。どうやら上記の書籍と辞書の向かう先が違うようです。
文章術の書籍は、文章を書く上で心強い味方になってくれますが、思っていない方向に向かっている場合があります。そのため可能であれば、調べるときは1冊だけで済まさずに、他の書籍や辞書などでもアプローチをかけた方がいいとは思います。
話は戻しましょう。この助数詞、面倒で使っていない方も時折おられるようです。
私は以前、全て「個」で数えていらっしゃる方とお話をしたことがあります。
鉛筆を一個、二個と数え、車も一個、二個と数えているのを聞いたときは、さすがにびっくりしました(^^;
それに気を取られすぎて、肝心の内容が入って来ませんでした(笑)
便器の助数詞はさすがに難しいですけど、鉛筆や車の助数詞の使い分けはできていたほうがいいなと思います。
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