第75話「マリアの様子がおかしい3」
とある平日。この日は、姫乃さんが我が家にやってきていた。
「んじゃ、俺は消えた方がいいんだよね?」
「ごめんね、あなたのお家なのに」
「気にすんなって。話が終わったら連絡してくれ」
「わかったわ」
姫乃は、マリアと二人で相談事がしたいそう。
だから、俺は邪魔。出て行け! そういうことでしょう。
まぁ女の子同士でお話をして、マリアの機嫌が直るのならそれでいいだろう。
とはいえ、姫乃とマリアはあまり面識がない仲な気がする。
それなのに、相談事? まぁ深く考えたら負けだよね。
ということで、俺は駅へ向かった。
「よっ」
手を振る爽やか? な、俺の男友達、悠太。
今日は暇な時間をこいつと過ごすことにしている。
「もう来てたのか。待った?」
「今来たところ・・・って嘘をつくのは、女の子に対してだけ、結構待った」
「そうか。スマネーナ」
「心にもない返事だな」
んで、どこ行くのかという話になったけど・・・。
「行くとこねぇな」
「だなぁ・・・裕太はこういう時、どこ行くんだ?」
「家?」
「引きこもりめ」
「んなら、愛斗はどうするんだ?」
「バイト?」
「社畜め」
結局、無難にカラオケ行きました。
かなり久しぶりだったけど、まぁまぁ楽しめたかな。
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