な、なるほど!
そんな方法がありましたか。密室に出入りしていたのではなく、鍵をかけたように見せかけたのですね。
それにしても森さん、寝付きがよすぎる。
作者からの返信
雪世さん、コメントありがとうございます。
はい、その通りです! 今回のこのトリックは、自分としては結構気に入っています。
森さんの異常な寝付きの良さは...まあそういうキャラとして大目に見ていただきたいです。作者としてもこの時はまだ、なんでこんなに彼女は眠りが深いのか謎でした。
ちなみに森さんの名前は、ミステリ研究家で翻訳家の森英俊さんと、ある有名なグリム童話のタイトルから着想を得て取りました。美月という下の名前は、眠り→夜みたいなイメージです。あと登場キャラのイニシャルは一つのアルファベットで統一しています。森美月(MM)、佐倉創一(SS)etc
物語序盤は大学の講師陣も新聞部に入室可能なICカードを所持していて、今回の件に一枚噛んでいるんじゃないかと想像していました汗
ギターの音源で施錠音に気付かせないというのはなんとなく予測できましたが、銀紙とマスキングテープを使ったトリックは直前まで気付きませんでした。
着ぐるみの描写もこの場面で使うための伏線だったというのも見事です。
思えばヒントはたくさん散りばめられていたんですね。
とてもフェアな推理モノです。
その上で私より雪村さんのほうが一枚上手でしたm(_ _)m
作者からの返信
nikataさん、コメントありがとうございます。
たしかに講師陣を出しても面白かったかもしれませんね。
銀紙のトリックは謎解きにおいて特殊な知識が必要になるものです。ですのでフェアな推理小説を実現するために、必ずどこかでICカードの仕組みとアルミに電磁波を遮る特性がある説明をする必要がありました。多少不自然なねじ込み方になってしまったかもしれませんが...笑
こんな素人の書いた推理小説に真正面から取り組んでいただき、また解決をフェアと言っていただけるのは作者として何より嬉しいことです。