第5話

「犬神がやられたか。」

「所詮は犬っころ。あいつが妖怪十傑集最弱だったということだろう。」

「静まれい!閣下のお出ましだ。」

 妖怪達の前に男が現れた。

「諸君!よく蘇ってくれた。在りし日の日本を取り戻すために、妖怪達よ力を貸してくれ。」

「今、この時より日本再調伏を始める!各々が畏れを取り戻し、この国の本来の形を取り戻すのだ!健闘を祈る!!」

 妖怪達はそれを聞き終えると霧散していった。


 犬神との激闘を生き残った俺に降りかかる災いはまだまだ続くのだが、その話はまたの機会で。

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私の骨で着飾って あきかん @Gomibako

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