人物紹介3 マリーゴールドから“悲しみ“と“絶望”の花言葉が無くなった日編
☆マリーゴールド・マリー
50代半ば。廃墟などから前時代の遺物を採取して街で売り捌き生計を立てる回収屋。機獣と戦うことも多くハンターとも近い職業だが、大型機獣には手を出さない傾向。同業同士の荒事も多いため、対人戦闘に秀でる。特に電脳によって底上げされたマリーの抜き打ちは世界一の早撃ち王ボブ・マンデンを凌ぐ。
夫と息子を30代の頃にパンツァーイーターによって失い、以後回収屋を続けながらも復讐のため立ち向かうが、ことごとく失敗に終わる。
錫乃介と潜り込んだ上海コンチネンタルホテルでの遭遇は全くの偶然であった。
☆ゼン・ラーマルハ・ダカー
ポルトランドの受電設備技術者兼気象天文学者。父親が受電技術者であったが夜中に全裸で過ごしているところサソリに刺され早逝したので跡を継いだ。気象天文学の学問のみならず自らが知らない知識全般が好き。いずれはこの世界の成り立ちの謎を解き明かそうと思っている。
アクアマリンのふわりとした短めのくせっ毛にコバルトブルーの瞳に華奢な肉体の美少年。常に全裸なのは、1日をほとんど一人で過ごしているため服を着ることに意味を見いだせないのと、学問に全振りした頭の中から羞恥心が欠落しているから。外では服を着ましょう、という法律が出来ればイヤイヤ着ることになるかもしれない。
☆パンツァーイーター
元山椒魚の機獣。食べた物を自らの肉体に換装できる能力をもち、ここまで大きくなった。誕生から弱肉強食の世界で生き抜き、マリーやサカキらハンター達に追われながらも力を付け1000万の懸賞が付くまでのストーリーもあったが、あんまり楽しい話しにならなかったので割愛した。
モデルは井伏鱒二の『山椒魚』から。
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