人物紹介編

人物紹介(アスファルト編)

赤銅錫乃介


主人公 おっさん 

推定年齢30台後半〜40代前半

赤銅錫乃介という名前はこの飛ばされた世界で電脳に登録する時に自分で適当に付けた偽名。

高校生の頃からバイトに明け暮れ農家、洋菓子屋、倉庫、配達、舞台、BAR、レストラン、遊園地、ゴミ収集、掃除夫、等の職を転々としている。本人曰くて書くと職務経歴書が真っ黒になるくらいと言ってるが実際は20種〜30種くらい。

楽天家で“死にゃしねえよ”がモットーだっだが、近未来世界では死が身近にある為ビビることも多し。

音楽やグルメに関してはあらゆるジャンルが好きでそれなりに精通している。詳しくは無いがミリタリー物も好き。

わからない事知らない事があると、すぐ調べる癖があることから雑学に詳しい。

その癖からタブレット端末が無い中学時代には“辞書マン”の二つ名を教師から拝命していた。

女好きだがモテない事を自覚してる。それでも自ら当たって玉砕する事は厭わない。

初めて辿り着いた街アスファルトでなんやかんやあって旅を始めることになる。

29歳10ヶ月まで童貞だった。

チビでブサイクらしいが、その詳細は不明。



ナビ ナビゲーションシステム


 錫乃介のチョーカーに付いている電脳にインストールされている、電脳ナビゲーションシステムVer12.5。2145年製で10年前の型落ち。バーンの策略によってアダルト電脳(実はガチホモ)を買わせようとミスリードさせてから慌てさせ、高価な型落ちのこちらを買わせた。

 電脳の装着者がインストールされている様々なアプリをわざわざ起動させる手間を省き、状況に応じて自動で展開させる機能がメインのシステム。

 一見便利そうだが常に誰かが脳内にいるという感覚から嫌う者は多く、戦闘時などの必要最低限の時以外は機能をオフにしてる者も多い。

 高性能の人工知能、人工人格を持つ。人格の種類は多く、彼女風、メイド風、魔王風、等何十種も無駄に用意されているが、錫乃介はデフォルト人格のままに設定中。


 錫乃介の電脳にはバーン曰く、以下のアプリがインストールされている。

 “30言語に加え、過去一般的に販売されていた書籍データや一般の方がインターネットなどで閲覧できたデータ。現代における把握できている、動食生物のデータなどの検索機能及び視野に入ったものをデータで分析する機能。視力聴力嗅覚運動機能の補正及び向上。銃器取扱白兵戦戦闘補助システム。特殊車両取扱補助システム”


 つまり、Web上にアップされていない個人情報やオフライン情報、過去明らかにされていない機密情報等はデータベースに入っていない。




 テツロー


 『GODAIGO銃砲店』店主 不精髭を生やした黒目黒髪40後半〜50代くらい。

 錫乃介が近未来世界に飛ばされて初めてコミュニケーションをとった人物。日本人の子孫と思われる。『ドンキーホーム』を紹介して錫乃介が通貨を手にするきっかけを作り、その後も銃器の販売などで関わる。

 屋号は曽祖母が好きだったグループ名から。娘の名はメーテル。嫁さんの名は不明。

 アスファルト守備隊の一人。280㎜三連装グライゼナウ要塞砲が持ち場。

 モチローとは親戚関係。


 名前は当然999から





 バーン


 『ドンキーホーム』店員 スキンヘッドで頭から鋲がいくつも出てる。目にはX-MENのサイクロプスのバイザーみたいなのを付けている。身体は筋骨隆々で義手義足。

 錫乃介にナビ付きの電脳を購入するように誘導した張本人。

 相手の挙動から欲しい物を分析し推測できる特殊なアプリ持っている。元々はハンターでガチガチの荒事側の人間だったが、そのアプリを何故か持っていたことから、トーキングヘッドによってスカウトされた。

 アスファルト守備隊 輜重兵の一人

 

 名前の由来は、70年代のロックバンドトーキングヘッズのデヴィッド・バーンから





 トーキングヘッド(千頭話)


 『ドンキーホーム』店主 社長 アスファルト町長 宇宙太陽光発電受電設備“暁闇”(ぎょうあん)守備連隊 少将 輜重兵站参謀長

 スキンヘッドで頭が尖っている。肌艶の良さから若そうに見えるが年齢不詳。しかし、アスファルト街を作り上げた自負を持つ、ということから若者では無い。

 ドンキーホームの店主でありながらアスファルトの町長で守備隊のトップ。商売や流通、政治経済には長けているが、戦争屋としては後に紹介する矢破部が専門家であることから、戦時になればその指揮権は矢破部に移譲する特殊な立場。

 錫乃介の持つ日本円を古銭として買取り、実質的な資金援助をする。古銭コレクターにどう流すかは今のところ不明だが、人脈はあるらしい。

 錫乃介を薄給でバイトとして雇うビジネスライクな面を見せつつも、錫乃介の働きぶりに短期間で昇給したり、戦争に巻き込まれないように配慮したりと実は人情家。

 甘い物好きという意味で甘党。

 視界に入った物の構成を分析し、作成年代を推定する事ができるアプリを持つ。


 名前はまんまトーキングヘッズから。千頭話(ちずわ)は作者がいた学校の先生から。





 デイヴィッド

 

 『ドンキーホーム』店員 

 髪は7:3に分け細身の身体に白いワイシャツ、スラックスのデスクワーク組だが、アスファルト守備隊輜重諜報を担当している。

 錫乃介がアスファルトな辿り着いた時には買い出しで別の街に行ってて居なかったとされるが、買い付けと並行して実際は諜報活動をしていた。

 相手の脳を覗き見る『ブレインハック』と嘘を見破る『ダイノーシス』というアプリを持つ。


 名前の由来はトーキングヘッズのヴォーカル、デヴィッド・バーンから



 


 ブッチャー


 『酒と銃と男と肉』店主 アスファルト守備隊 砲兵の一人。

 鼠色のツナギに身を包んだ、長身でガタイが良い男。既婚者。

 大砲の砲身や整備工場の部品などを使ってバラック小屋を組んでお店をだしている。優秀なハンターでもあり、自らハントして来た獲物を料理している。

 錫乃介お気に入りのお店第一号店。


 


 

 ゲオルグ

 

 『宿ドルジ』店主 アスファルト守備隊准将 受電設備技術者 戦車兵

 アスファルトは受電設備を巡って起きた戦争によって荒れ果て廃墟同然の街だった。そこを復興させる為に、受電設備の技術者として軍より派遣された一人。

 現在は元々宿営地だった所をそのまま宿として利用。軍人として引退気味で名誉職代わりの准将に据えられたが、本人の意向で結局は戦いに赴くことに。ただの出たがり。若い頃は戦車兵として活躍していた。守銭奴。

 ハルフォード元帥ことジョドーの教え子の一人。

 整備士のモヒカンはゲオルグの教え子の一人。


 名前の由来はドイツの軍人ゲオルグ・フォン・キュヒラーから。

 キャラのイメージは『パイナップルアーミー』のハリデー准将。

 

 


 カクカクジジイ


 偉大なる人。若くして起業し莫大な財産を築いた後、キリスト教やイスラム教を凌ぐ世界宗教を作り上げ地球平和に貢献した。

 戦争紛争の類は彼が出れば平和条約が結ばれ、飢餓で苦しむ国には教育などの根本からの改革が行われた。住民を弾圧をする政府にはお小言を言ってやめさせ、解決不能と言われた民族対立も彼の人柄によって停戦させた。

でも童貞。



 

 

 粘菌宇宙人


 地球人にお返しとして過ぎる科学力を与えた人達。この科学力によって生まれた代表的なのは電脳だが、反物質生成と制御 恒星間航行 生体有機コンピュータ メカトロニクス 薬学 バイオノイド 亜光速飛行 等の基礎科学、理学に関するテクノロジーを飛躍的に進歩させた。

 この技術によって生まれた弊害が機獣(ミュータント)やプラントノイドとも言える。



 


 エミリン 濃茶のショートカット

 ウララ 青髪ロング

 アンシャテ 赤髪ツインテール


 アスファルトハンターユニオン受付嬢 ウエイトレス 守備隊 機械兵部隊

 元々は中古セクサロイドのジャンク品として一山ナンボで売られていた物を矢破部によって買い取られ、受付嬢や機械兵として改造された。本来はもっと人数は多かったが、過去の戦争で数を減らした。

 何故か全員メイド服。内部では矢破部の趣味かも知れないと噂されているが、本人達の趣味。

 顔はアニメ調に作られているので可愛いが一目で人間では無いとわかる。それ以外の見た目は人間そのもの。

 錫乃介が持つ次元の揺らぎに敏感に反応して、女の子たらしめる乙女回路が誤作動を起こして、わけのわからない受け応えを始めてしまう。

 作中でウララが似た様な事を喋っているが事実である。だが元々の性格に難ありでジャンク品になったのもまた事実。

 戦闘能力、運動能力、耐久性と遥かに生身の人間より高く、戦闘では活躍する。戦闘では。

 全員毎回錫乃介を三人で罵っているが、章後半実はなんだかんだお互い牽制し合っている。


 名前の由来は本人達が戦う前に口上を揚げるが、実は後付けのクッソ適当だった。

 

 



 矢破部


 アスファルトハンターユニオン支部長代理補佐 宇宙太陽光発電受電設備“暁闇”(ぎょうあん)守備連隊隊長 大佐 40代中盤 

 

 センターラインで髪を分け、迷彩柄のスーツというちょっと特殊な服を着てる。

 アスファルトのハンターユニオン支部長は以前は帆馬という男だったが、戦死したため代理補佐として就任。事実上の支部長。そのうち正式に就任する予定。

 戦争屋として戦略戦術の指揮だけでなく、本人も機械化された身体で高い戦闘能力を持つ。

 戦時には街の指揮権をトーキングヘッドより移譲され指揮官として活躍する。

 戦争によって荒れ果て廃墟同然だったアスファルトを復興させた一人。


 名前の由来はYHVHから





 帆馬


 アスファルトハンターユニオン元支部長

 受電設備技術者


 アスファルトを復興させた一人。

 軍人ではあったが、どちらかというとエンジニアよりの文官肌。

 過去の戦争により戦死。


 名前の由来は『パトレイバー The Movie』の帆場暎一より。映画始まるなり自殺する黒幕に衝撃をうけた。





 ラオウ山下


 アスファルト守備隊 少佐 ハンター 40代後半


 赤髪のソフトモヒカン 迷彩のタンクトップにカーゴパンツを着た2メートルを超える大男。

 出会ったばかりの錫乃介にいきなりソードオフのショットガンと弾薬をくれる面倒見の良いベテランハンター。その人徳から彼に集まるハンターは多い。

 戦闘狂な面があり戦時は常に最前線に居ないと気が休まらない程。本来なら指揮官として動いて欲しい、とヘッドに言われるが断固拒否している。

 何度も死にかけているがその度に機械化しているため、今や頭蓋骨を含めほぼ全身が戦闘用の機械になっている。

 過去に人身売買組織を潰した際、シンディという女の子を拾って育てている。

 

 名前の由来は言わずとしれた北斗の拳





 ロボオ

 アスファルトハンターユニオン 事務員 


 作中では“ドラム缶の様な胴体。手足はまるで掃除機のホースみたいな蛇腹だ。両腕の先に片手だけで10指あるマニピュレーターがついている。頭は横に潰した大福の様に平たく長くガンダムのザクの様な一文字のアイカメラを持っていた” と表現されるボディの持ち主。

 イメージは火の鳥復活編のロビタ。

 本人はロボットを愛するあまり望んでこの身体に換装している。

 メカは本来無骨でナンボと言う思想の持ち主。

 ガンダムよりザクⅠ、ザクIよりボトムズ。

 それロボットじゃなくて……という議論は受け付けない。

 酒豪。

 



 ローメン

 ローメン屋店主 アスファルト守備隊 砲兵

 スキンヘッド 白シャツのあんちゃん。20代くらいと若い。未婚。


 ローメンとは、羊肉と野菜を炒め蒸した太めの中華麺を加えた長野県の伊那地方の特有の麺料理である。





 ポマード


 キッチン『不言色』店主 アスファルト守備隊 炊事班 砲兵

 焦茶の髪にオールバックの男。黒シャツ黒エプロン 50代中頃

 アスファルトのオアシスで獲れた魚を泥抜きし調理してお店で出している。

 お酒にも精通し、BAR代わりにもよく使われている。

 基本物静かで多くを語るタイプではないが、アブサンを知らない客にサービスとして飲ませると言ったお茶目なところもある。

 元々大きい街の高級レストランでシェフとして腕を奮っていたが、その街を戦争によって失い放浪。後にアスファルトに辿り着いた。


 



 モヒカン


 『車両販売修理カスタムなんでもお任せ ル・マン・ザ・3rd』店員 アスファルト守備隊 車両整備班 30代前半


 赤モヒカンが目印。

 よく考えたら山下も赤のソフトモヒカンだったが、こちらはヒャッハー的なホントのモヒカン。

 メカニックとしての腕は良く、この世界には珍しく商売に正直。というかあまり商売に関心がない。

 セックスピストルズ好きっぽい表現をよく使うが、好きかどうかは不明。

 

 




 マスター

 BAR『雨炎火先処(うえんかせきしょ)』店主 アスファルト守備隊 砲兵


 2メートル越えの大男。白シャツにベスト、スキンヘッドにティアドロップのサングラス。口髭に顎髭、細い葉巻を咥えている。

 下らない客が嫌いで無口。何故BARなんてやってるのか?

 愛銃は世界最強拳銃だったこともある『S&W M500』でいつも磨いている。初めての客や気に入らない客には容赦なくぶっ放している。その光景見たさに来る客も少なくない危ないお店。

 好きな葉巻はフィリーズのコニャックのシガリロ。

 シガリロとは紙巻タバコサイズの葉巻のことで、パタリロとは違う。


 イメージはシティハンターの海坊主。

 


 


 ゴトウ


 元は優秀な軍人であったが、後述のジャムカと出会って部下となる。

 特殊部隊としての訓練も受けており、戦闘だけでなく自ら諜報活動も行うジャムカの懐刀。

 頭もキレる反面その才能に酔いしれるところがあるのは玉に瑕。策士策に溺れるタイプ。

 アスファルト侵攻で敗北を喫するが生死は不明。


 モデルは真・女神転生のゴトウから。ってことは元は三島由紀夫になるということか。




 ジャムカ


 『ラスト・デヴィジョン』総司令官

 元は好戦的なカンガルーの機獣だったが、襲い掛かったのがポラリスと相手が悪かった。高い知能と自我を有していたことから、興味を持ったポラリスによって、ヒューマノイドを素体に改造され人造人間になる。

 その後はポラリスの手足となって、ハンターユニオンや軍の設立をする。

 今の世界を作り上げた担い手の一人。

 自ら創り自ら壊す、破壊と再生の象徴でもあるが、本人はそこまで思慮深くない。

 全身これ兵器と非常に高い戦闘能力を有しているが、絡め手や奸計は苦手分野なので、ゴトウに任せていた。

 アスファルト侵攻で敗北するが生き延び、次なる野望を巡らせていた。

 小型の機獣を従える能力を持つ。


 名前の由来はチンギスハンのライバル、ジャムカから。

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