親方と小僧の関係は師弟のそれでありながら、友達の間柄のような親しさもあり、何とも心が温まるものでした。きっと共に貸本屋を営む経験が二人をそうさせたのでしょうね。年が離れているからこそ胸を打たれます。
鎖に繋がれた本たちの言葉も印象的でした。活字を読む文化というのがあまり広まっていない世界において、親方たちの活動は自分たちの仲間がより輝ける未来へと進む、確かな一助になっているでしょうから。その神秘的な祝福が、これからも親方たちを導いてくれるような気がしました。
素敵な作品に出会えてうれしく思います。またどこかで。
作者からの返信
親方と小僧の関係にうれしいご感想、ありがとうございます。
拙作は、本と人が未来を紡いでゆくようなイメージで書きました。
はい、またいつかどこかで。
紙の町のシリーズでは、町に住む人々の穏やかな生活が描かれていますね。
このような人々の日常を主題にした物語は読んだことがないので、新鮮な気持ちで拝読しています。
ファンタジーの世界でも人間が生活しているということを実感させられます。
登場人物に固有名詞が無いのも、その世界の平凡な人物を描いているという印象です。
またこの場を借りて恐縮ですが、拙作をお読み頂き評価までありがとうございました!
作者からの返信
ご感想ありがとうございます。
こちらこそ、いつも小語さんの作品を楽しく読ませていただいており、ありがとうございます。
平凡な人々だらけの物語であることにお気づきいただき、嬉しいです。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
「大人も楽しめるファンタジー」企画への参加ありがとうございます。
紙と本を題材にした物語という点に興味を持って読ませていただきました。
本を探すのはいつもワクワクします。図書館でたくさんの本を眺めてタイトルや装丁に惹かれて手に取って、そして内容も面白いといい出会いをした気分になれます。
親方が営む貸本屋も、そんな素敵な出会いを提供しているのかなと思いました。
作者からの返信
まず、素敵な企画をありがとうございます。
そして、ご感想もいただき、うれしいです。
親方の、本を読む人が増えれば、印刷の仕事も増える、という性格が強い貸本屋ですが、本との出会いは思わぬ方向に人を変えていくので、ということを意識して書きました。
ありがとうございます🍀
活字拾いが憧れの職業の一つだったので、この世界は、まるで夢のような理想郷です。紙の本が知識や喜びをもたらしていた時代に生まれたかった。
図書館や書店に行って、次はどれにしようかわくわくしていた子供の頃を思い出しました。小僧さんも、もう少し読書が好きになってくれたらいいですね。
(続きのお話しがあるようなので、そちらでは少し成長した彼の姿が見られるのでしょうか)
作者からの返信
お読みいただき、ありがとうございます。
紙と、本の魅力を出していけたら、と思い、はじめたシリーズです。書きながら、また、ご感想をいただきながら、いろんな思い出と紙の本はつながっているなあ、と、あらためて紙のよさを思うこのごろです。
小僧も、ほかの作品でちょこちょこ顔を出しております。せっかくのお仕事なので、馬だけではなく、読み物とも仲良くしてほしいですね。
週がわり更新のラスト、おめでとうございます!☆
この物語も楽しかったです。
次作もこのコレクションなのですね!☆
私の楽しみが終らず続きます。嬉や♡
作者からの返信
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
長くお話を続けると、登場人物が増えてにぎやかになってきますね。
どうぞ、引き続きよろしくお願いいたします。
トモエさん。このお話、すごくよかったですよ。紙媒体の書籍に対する愛情が伝わってきます。
これ、続きはないんですか。小僧が館に通って魔術の習得に励むとか。
普段、エッチなスポ根書いてるのが恥ずかしくなるような作品でした。
それではまた。
作者からの返信
わあ、ありがとうございます!
シリーズとしてのつづきはこちらです。
●薬包紙と金平糖 - https://kakuyomu.jp/works/16816452221199266089
が、小僧さんのその後ということでしたら、現在連載中のこちらに出ています。
●都へ向かう三人https://kakuyomu.jp/works/16816452220976977767
よろしくお願いいたしますm(_ _)m