誰だって笑って幸せに生きたいと思います。それでも争いや悲しみは繰り返される。それは何故なのかを考えさせられる作品でした。皆さんも読んでみてください!
なぜ自分の願いが叶わないのか考え続ける青年が、夢のお告げによって北へ旅する物語。意外だったのは、願いは叶えられていたこと。ただ、同時に相反する願いも叶えられていた。そこからの青年の行動は、絶望と別の答えを探す新たな旅立ちを感じました。作中、黄素馨という花が登場しますが、この花言葉は「恩恵と優美」それも一つの皮肉を表しているのかもしれません。