イケメンすぎる

蓬葉 yomoginoha

イケメンすぎる歴史人物の話

 山本権兵衛という人物を知っているでしょうか。


「ごんべえ」あるいは「ごんのひょうえ」と読むのですが、歴史の授業等では「ごんべえ」読みをされることが多いです。


 この人、めっっっっちゃイケメンだと思いませんか?

 

 理系の方や、文系でも日本史選択ではなかった方、日本史選択だったけれど全然覚えていないわいという方のために、写真を見れるWikipediaのURLをここに置いておきます。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E6%A8%A9%E5%85%B5%E8%A1%9B


 選択したあと右クリックして開いてみてください。


 高校時代のときからずっとかっこいいと思っていました、なんていうと告白の一文みたいですが、いやほんとにダンディというかかっこいいおじさんです。


 ぜひぜひそのご尊顔そんがんをご覧ください。歴代の総理大臣の中で、いや、日本史に出てくる人物の中で一番かっこいいと、私は思ってます。

 


……と、ここで終えてもいいのですが、どんな人物かを以下に書いておきます。まあ、ウィキペディアをみりゃいい話なのですが、かいつまんでいくつかを。




【説明パート】

 山本権兵衛は、戦前の総理大臣です。と同時に、海軍の重鎮じゅうちんでもあります。総理大臣になる前は、海軍大臣にも就いていました。


 生まれた年は1852年、ペリーが来る直前です。薩摩さつま藩の出身です。

 亡くなったのは1933年、日本が国際連盟を脱退した年です。

 

 結構けっこう柔和にゅうわというか、政党を嫌ったり、軍隊を重視したりというようなかたよりがあまり見られない人物です。

 顔もよければ人柄もいいって、最高かよ。


 失礼。

 

 薩英さつえい戦争(薩摩VSイギリス。無謀すぎる)や戊辰ぼしん戦争(旧幕府軍VS新政府軍)にも参加したとか。戊辰戦争の方はともかく薩英戦争のときはまだ10歳くらいだった思うのですが……。うちには熱いものを秘めていたのでしょうか。


 1913年、第一次護憲運動で第三次桂太郎だいさんじかつらたろう内閣が倒れてしまいます。

 その後に総理大臣になったのが彼でした。


 軍部大臣現役武官制を事実上廃止して、軍の方から軍部大臣を出してもらえないので内閣が作れないというような状態を回避できるようになりました。


 また、立憲政友会を与党とし、政党と協調して政権を運営しました。

 この頃は第一次世界大戦前夜で、世界がやや不安定な状態だったことを踏まえると、かなり信頼されていたことがうかがえます。


 しかし、1914年、海軍への贈賄ぞうわい疑惑(ジーメンス事件)によって、山本内閣は倒れてしまいます。山本の政策に眉をひそめていた人間がある程度いたということの証左しょうさでしょう。

 


 その後、1923年に再び総理大臣となりました。

 しかし、このときはスタート時から困難が待っていました。

 組閣そかく直前に起こった関東大震災により、帝都を含め、各地が甚大じんだいな被害を受けていたからです。


 彼は震災後の復興に力を入れます。後藤新平(七代目東京市長、初代満鉄総裁)を復興の第一人者として、精力的に取り組みました。


 しかし同年12月、当時摂政を務めていた裕仁ひろひと親王が狙撃される事件(虎ノ門事件)が発生し、これの責任を取って辞任しました。慰留いりゅうの動きもありましたが、山本はこれを固辞して辞任しました。

 

 確実に信頼はされていたのに、いざ就任すると予想だにしなかった事件が起こって辞任することになってしまう。運が悪いという言葉では済ませられないような気がします。



 その後は特に歴史の表舞台には出てきません。

 元老(戦前の政治運営に強い影響力を持っていた人物。伊藤博文や山県有朋、西園寺公望など))に任命される動きもあったようですが、結局そうはならなかった。

 穏やかな晩年を過ごしたのかもしれません。 

 

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イケメンすぎる 蓬葉 yomoginoha @houtamiyasina

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