第10話

レベルが上がり


ーーーーーーーーーーーーー

温の道を取得しました。

MPを込めれば温度が上がる。


冷の道を取得しました。

MPを込めれば温度が下がる。

ーーーーーーーーーーーーーー



「店長!!その顔は…手に入れましたね?」

「するどい!」

「なんだなんだ?どんなの?」イノンが興味を持ってやってきた。

 

「じゃあその台の上を触ってみなよ」

「はいよ!」「はい!」

「特に変わりない温度だろ?」

「そうですね」


「『温』!…どうだ?」

「あ!温かいです!」「温かい!」

「じゃあ!こっちに『冷』!」

「冷たくなってますね!!」

「じゃあフライパンの台に『温』!熱くしといた触るとやけどするぞ」

「えぇ!ホントだ!魔道具みたい!」

「魔道具って?」

「魔力を動力源とする道具ですよ!」

「えそんなのあったんだ!」


「じゃあ薪いらねぇのか?」

「そうだね!」



急に何かをひらめいた。

「あそうだ!一時休店だ!二人とも来い!」

と二人を連れ出し、王国の外まで。


「店長も引っ張ってくださいよ!この荷台!」

無問題ノープロブレム」テクテク

「無問題じゃないですよ!」

「ふぅ!やっとついた!」

「荷台運んだの私たちですけどね!この荷台どうするんですか?」

「こうするんだ!」進道を引き始める結構長めに。

「それで荷車に乗りなよ」

二人を乗せると進道に荷車を乗せた

「おお!進んでる!」

「なんか馬車よりスムーズだわ」

「なら…オマケだ」進道の最後に空の進道をつなげ30cmほど高い所に線を引く!

「おわっ!浮いた?」

「浮いてるわ!さっきよりも高いもの!」

「おう浮いてるぞ!どうだ?安定してるか?」

「えぇ安定してる!」

「安定してるね!横に体重掛けてみても傾かないしな!」


じゃあもっと高めに線を進めてみてから地面にゆるやかにつなぐと高くを走ってから降りてきた。


「何だこの馬いらず!!!」とイノン

「すごいわね!!あの店長これってどれぐらい線出せるんですか?」

「そうだなぁ…350mぐらいかなぁ」

「LVがあがると増えるんでしたけ?」

「そうだな!王国内なら割と使えるんだが外に出るとこの距離だといまいちだな」

「王国内でも便利すぎますよ!あと重いものとか運ぶとき便利なんじゃないですか?」

「確かにな!」

「そういえば魔力を取り入れる魔道具があるって聞いたような…」

「ホントか?」

「どうだったかなぁ…」


魔道具店に行ってみた。


本や指輪や水晶玉やアンティークのようなものが色々ならんでいる。

「すいません!」

「なんですか?!」

「魔力を取り入れる魔道具ありますか?」

「ああ!あれですね!ありますよ!ただ元々スキルもちの人にしか使えません」


「これですね!」

黒っぽい玉と腕輪だ。

「この黒い玉に魔力を吸入して、この腕輪をつけて黒い玉を腕輪につければ魔力を入れることが出来るということですね」


「22万ガルドです」

「じゃあ買おう!」


ーーーーーーーーーー


魔力が吸入されようとしています。


吸入しますか?

ーーーーーーーーーー

これって返事すればいいのか?

「はい!」

「はいっ?」とトゥーナ


ウィンドウを見ると少しずつ魔力が吸入されていく。

玉への吸入量も表示されているから便利だ。


「あれか!魔力を貯めることが出来るということか」

「そうみたいですね?」



ーーーーーーーーーーーーーー

『吸入』をしたことにより、

道への『吸入』が可能になりました。


道の24時間を『吸入』によって増やすことが出来る。

ーーーーーーーーーーーーーー


これで毎日線引きなおさなくてもいいのか!




「そうだ!風呂だな!」

風呂の古風の薪炊きのボイラーらしきものの薪を入れるところに

「温の道」を入れ魔力を込める。そこから緑道をつなぎ緑道に吸入すると『温の道』にも注入されたようだ。

  














  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ルート @rdnt

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ