第9話


「おかえりなさい!店長…!あれっ!店長が動いてる!」

「トゥーテそりゃ動くよ!動いてる…!」


店長である俺は足を動かさずにトゥーテたちに近づく。

「どいうこと?」とトゥーテは足元をみて「あーこれですか!」

「そいうこと!新しいスキルだよ!」


ーーーーーーーーーー

レベル8になったので

『進道』を取得しました。

 

ーーーーーーーーーー



「なんですか?これ!」

「まぁここに乗ってみなよ」

「はいっ」「俺も!」と二人が地面にある線の上に乗る


「進め!」と線を指差しながら言うと、乗ってる二人が動き始めた。

「おおっ!!」


「どうだ!動いても安定してるだろ?」と降りた二人に聞く

「えぇそうですね!」

 ちなみに「とまれ」と指示するととまる


  

暫くして俺は『進道』を邪魔にならない場所を選んでギルドまで繋いでみたかったのだが1箇所だけ道を横切っちゃうんだよなぁ…そこ割りと大通りだからどうしよう!ギルドまではやめ手前の大通りまでにし、帰りも引いた。


帰って店の前でうろうろしてた俺が気になったみたいで出てきたトゥーテが

「店長どしたんですか?」

「あぁこれ!」

「これは…確か進道でしたよね」

「そうだ!ちょっと試していたんだ乗ってみるか?」

「はい!」


「すごいですね!歩いてないのに!どんどん進んじゃいます!」

「ありゃなんだ?」

「はい?」

「前々!ほかの人も使ってるな!」

「あそこで進道終わりなんですか?」

「そうだな!」


「おーなんだこれ!ひとりでに動いたぞ」と使ってた人が言い合ってる!


ちなみに乗って3秒経つと少し光をともした後進み始める感じだ。

所々に家があるのでそこから道に出てきたときに線の上に立つとうわっって感じになる。


道にいた人々が店側の進道に乗り始めたのでその後ろに乗った。


「んっ待てよ…」

「何ですか?」

「一回降りてあっちに乗ろう」

そして大通りまで戻ると

「まず店の中からこれが続いてるとするだろう?」

「はい!」

「そこに木の箱に入ったバーガーをおけば」

「ここに流れてきますね?」

「それをトゥーテが売る」

「えぇココでですか?面白そうだけどここじゃ落ち着かないです!」

「言ってみただけだ!」

「なんだぁ!」


「おっと!!」道の反対側で声が聞こえる。あの時の騎士さんだ。店に行く進道に乗ったようだ

「店長そろそろ帰りましょう!お店イノンに任せたままです」

「そうだな!お客さんも来たみたいだし」


帰るとイノンが

「おまえら~!早くしてくれ!」作りながら売っていた。

進道のせいでお客さんが増えていたのを忘れてた。


「じゃあこれ貰おうかなラメジバーガー」と騎士ぽい人が買いに来た。

「はい~!おかげさまでおいしいのが出来ましたよ!」

「そりゃ楽しみだ!」


それからまたレベルが上がって

ーーーーーーーーーー

『水の道』


『空の進道(物のみ)』



を取得しました。

ーーーーーーーーーーーー

「おお!丁度ほしかった物が!!」

「はい…?スキルですか?」とトゥーテ

「そう!さっき考えてたことが出来そうだ!」


店の台の上からちょっとだけ空中に線を引きそこにハンバーガーをおくと浮かび上がった

「すごいです店長!」

「なんで浮いてるんだ!」とイノン

「これで空に物の道を作れるんだよ」

「人は無理なのか?!」

「物だけだね!」


と早速一人だけでお客にばれない様に店の中から空の道を引き始めギルドの邪魔のならない台の場所まで線を引きそこから帰りの線を店までつなげた。


ここにハンバーガーを置くように説明しまたギルドに戻る。

先ほど線を引いていたのに気づいていた受付の二人に

「これは何ですか?興味深いですね」猫なでなで

「これなんです??」

「まあ見てれば分かりますよ」


すると扉の上の辺りを通ってお皿の乗って上からもお皿が乗せられたハンバーガーが線を沿ってやって来る


「おお?なんだ?」と扉の近くにいた冒険者が気づく


そして流れるように台の上にハンバーガーが並ぶ

「え?ハンバーガー??どゆこと?」

「なるほど!あれって空中にでも使えたのね」猫なでなで

「そいうことですね!」

「ああ・・あれか!」


おお?とギルド内の人が数人が集まる中二人になんとなくやってみただけですよ!と説明するとここに販売人を一人雇うからハンバーガー流してくださいってことになり。ここで売ったハンバーガーの純利益を半分あちらさんが貰うことになったのだがこれでいいのだろうか…!














  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る