第2話

休み時間になった。

俺はすぐさま職員室に戻る。この10分間の休み時間は俺にとっても大事な休み時間なのだ。


「どう?新しいクラスは?」

仲良くさせてもらってる米田先生が声を掛けてくれた。


「どうですかね〜。まだ始まったばかりなので気まずい雰囲気が流れてましたよ」


「まぁそんなもんか。これからだな」

そう言いながら俺の肩を叩いて自分の席へと戻っていった。


(これからどうやってクラス運営していこうかな〜。担任って結局何が正解か分かんねーわ)


なんて事を考えながら次の授業準備をする。

教員とは言え、子ども達と同じように分からないことだらけである。


授業自体は好きだが、書類の整理や成績の入力、保護者対応に部活指導など好きではない仕事がたくさんだ。


俺の1日はこういった日々の業務を考えながら終わっていく。時計を見ると夜の9時だ。


(そろそろ帰るか)


俺は自分のパソコンの電源を落として


「お疲れ様です。お先に失礼します。」


と挨拶をして自分の車に乗る。


真っ暗な部屋にただいまも言わずベッドに横になる。

少し休憩したのちお風呂に入って眠りについた。


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教室 〜駆け巡る思い〜 おくもと @sy1110enjoy

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