勇者と魔王と異世界勇者
≪―少年と少女、出会う―≫
「ねぇ、あなたの名前は何ていうの?」
彼女は彼にそう聞いた。
二人は並んで座っている。
「僕?僕はホープ」
彼はそう優しく答えてから少し考えた。そして自分だけが相手の名前を知らないのを何となく悔しく思った。
だから彼は彼女に聞いた。
「なら君の名前は?」
すると彼女は待っていましたとばかりにとびっきりの笑顔で――。
「あたしはルイン!ルインよホープ!わかった!?」
その日彼らは出会った。
何の変哲もない普通の羊飼いの少年と、同じように何でもない普通の機織りの少女。
そこは数百年の後、
いずれ勇者と呼ばれる者と、いずれ魔王と呼ばれるモノが出会った場所。
そして、二人の最期の戦いの場所。
「宮廷魔導師として王に使えていた俺が、役立たずの烙印を押されて故郷に帰ったら俺の固有魔法が永続範囲魔法だったせいで村が死ぬほど栄えた」 五月晴ミドリ @SATUKIBARE_MIDORI
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