第5話 禁酒5日目の朝! ~文章を書くスピード(字数比)

 本日、2021年5月21日(金)。朝7時を少し過ぎたところです。


 昨日というより本日未明、とりあえず疲れたので寝込みました。直前までパソコンでかれこれ作業をしていたので、当然かどうか言うまでもない話だが、電気を消してみたところですぐにすぐ寝込めるわけでもない。世の中にはそう言うことができる人もいらっしゃるみたいではあるけれども、私は残念ながらそんな能力があるわけでもないのでね。ともあれ、そんなない能力をうらやましがってみても仕方ないし、意味もないし、第一むなしい限りでしょが。

 というわけで、しばらく横になっておりました。

 禁酒2日目の火曜日のように、全身がなぜかかゆみが、なんてことはなく、多少はあっても、昨日以上に少なく、まあ、かれこれ考え事でもしているうちに、とにかく、寝込んでおりました。途中、いささかのどが渇いたような気もしましたが、普段なら横においてある水を一口やそこら飲むものなのですけれども、そこまでしなくても、大丈夫でした。こんな感覚は、これまでなかったですね。


 それでも、そんなこんなでいったん目覚めたのが、朝の5時過ぎ。

 時期が時期だけに、周りはすでに明るさを帯びています。

 だけど、どうも雨は降っている模様。

 岡山というのは、天気予報で雨と出ていても気づいたら曇り、ひょっとしたら晴れ、そういうパターンが多い地域ではあるのですが、このところ早めの梅雨入り後は、どうも、その逆パターンが続いているように思えるのは、気のせいではないかもしれません。もっとも、そこをいちいち統計や日報などをつけてどうにかしているわけでもないし、そんな気も、ないですけど。


 さてここで初めて、私はトイレに立ちました。普段なら、3字や4時に起き出してトイレに行くことがあるというのにね(苦笑)。それから寝床に還って(!)横になる前に、ようやく水を一口かそこら口に含み、また、横になりました。

 ここから、結構、眠れました。

 まさに、春眠暁を覚えず、というよりも、春眠暁に我関せず、みたいな感じでございましたぞ。いやあ、よく眠れました。

 その後、一度6時過ぎに目覚めたが、もう30分ほど横になってうとうとして、7時前に、さっと起きられたという次第。少しぼーっとはしているけれども、何とも言えない満足感のような感じがしております。シャキッと爽快感というのもいいのでしょうが、そういうのとはちょっと違う、起きがけのこの感覚、いいですね。酒を大いに飲んでいるときには、なかなか、こういう感覚ってなかったな。まあ、飲むのはいいけど飲み過ぎていただけだろう、というお話にもなろうけどさ。


 ところで、昨日夕方から飲んだものは何だったかな?

 ちょっと、振り返ってみよう。


 普段ならここで、ビールとか酸化防止剤無添加のワインとか、ウイスキーのロックとか焼酎とか、そういう話になるわけですが、昨日はもちろん、違います。しつこいけど、ここは強調しておいてし過ぎはないでしょう(あくまで当社比~苦笑)。


 ペプシコーラゼロ 600ミリのペットボトル

 ~ これを、お好み焼きを食べながら飲みました。残ったのは、晩酌的に。

 サンガリアのマイサポお茶 500ミリ

 ~ これは、朝から仕事場に持って行って飲んでいたものの残り。と言っても、約400ミリぐらいは残っていたような気がする。これを、引続き晩酌代わりに。このとき冷凍庫にあるアイスクリームを食べてもいいかなと思っていたけど、そこまで食べなくてもという気になったので、あえて食べずに、お茶だけ飲んでおりました。

 あとは、ギネスビールのグラスに入った水道水

 ~ 岡山市の水道水は、そのままで十二分に飲めるのです。東京から来た知人は、あまりのうまさに飲み過ぎて腹を壊したというとんでもない実話もありますけど、それだけ、飲めるのです。ついでに言えば、水どころの港でもある神戸市やその西隣の明石市も、水道水はそのままで飲めます。どっちがうまいかは、人それぞれ、なのかもしれませんが、酒飲みの私には、ようわからん(わっはっは)。


 ともあれ、水道水を酒もといコーラやお茶のチェイサーに利用しつつ、初夏の夜長を過ごした次第にございます。とはいっても、仕事につながる作業が中心でしたから、ゆっくりのんびり、というわけにはそうそういかないってところでしょうけれども、それはそれ。

 これが酒など飲んでいたら、ビールロング缶1本やそこらならまだしも、ロング缶3本や4本、大瓶の2本や3本(最近は自宅で瓶で飲むことはほとんどない)、はたまた、焼酎のワインのウイスキーの、と言い出したあかつきには、同じことはしていても、なんだか、感覚が違うのよね。もちろん、それが一概に悪いとは個人的には思っていないし、まあ、そんなものだと思っておるのですけれども、それどころか、リラックスできてかれこれ案がまとまる、何やら湧き出してくる、ぐらいに思っているのですけれども・・・(苦笑)。

 とはいえとはいえ、ですよ、さすがに酒を飲むのをある程度の期間止めたら、なるほど、こんな感覚で昔は過ごしていたのか、という懐かしい感覚がよみがえってきましたね。ただ昔は、というか、10代後半のあの頃は、すさまじいストレスととんでもない環境におかれていたこともあって、手放しでよかったと言えるようななおめでたい感覚ではなかったのですが(死んでもよかったなどと言えるか、ボケ~当社比)、禁酒自体を楽しみにしている今では、子の感覚もまた、楽しみの一つと感じられるわけです。


 まあその、酒はいつでも再開できますけど、こういう楽しみがあるのなら、せっかくなので、この「禁酒」をしばらく楽しんでみたいというのが、今の偽らざる思い。

 まあ、今日も飲まないでおこうかな。


 追記

 これはあくまでも私の感覚、それこそ「当社比」の最たるものなのですが、このエッセイを書きだして、おおむね40分弱で、約2400文字をかけています。あくまでも文字数だけの判断材料での話ですが、これは1時間で約3600~4000文字を書いているペースです。小説を書いているときは、もう少しノッてくれば4000字どころか5000字近くを1時間で書いていることもあります。このところあまり「書く」時間がなかったのでそれほど早いスピードで書く機会がなかったのですが、酒を飲んでいる時期でもそのくらいかけたのですから、飲まないでおれば、同じかさらにもう少し上のペースでかけるだけの「体力」があるな・・・、ということも、この記事を書いていて実感できている次第です。

 もちろん、文字を早く多く、文章を書くことだけが「書き手」の能力というわけではありません。しかしながら、プロやそれに類する仕事として書いていくならば、それこそ、品のない言葉かもしれんけど、「早飯早糞芸の内」の世界で、言うならば「早書き早打ち才能の内」ってわけですよ。

 もはや単なる「芸」ではなく、才能のレベルの話ですな、こうなると。

 こういうと、内容や質はどうなのかという話にもなろう者ですが、それについては、こうでしょう。

 内容や質の問題は確かにこれとは別かもしれんが、予め書くことがわかっていれば、そのくらいのペースで十二分に書けるってことよ。自分の才能に応じて、あるいは、そのペースをいささかでも上回る程度で、ね。それで質が落ちるかっていえば、そんなこともないよ。その後で、推敲なりなんなりすればいい。野球の先発投手の仕事じゃないが、「試合を作る」のと一緒。「文章の流れを作って」おけば、あとでいくらでもじっくりと推敲を「遂行(誤植で出たので、これを活かそう!)」できる。でも、書いていなければ、そこからの問題になるでしょうが。

 それこそ、その時点で、何歩も遅れをとっているって話じゃないですか。


 ちょっと追記が長くなりました。

 この部分は、いずれ独立させて一つの章としてまとめます。

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