欠片ほどの夢、夢の欠片 (短文詩作)
春嵐
欠片ほどの夢
ついさっきまで、ここにいたのが夢みたい。
起きる。
夢。
そう。
夢。
彼がいるのも。
その場所も。
世界さえも。
夢。
ここに。
彼はいない。それだけが、事実。それだけ。何も残らない。何も。
雪が降ってる。
きっと彼も、雪を見て。また、むかし見たようなことを続けて。
そのなかに、わたしを。思い出してくれればいいな。
欠片ほどの夢、夢の欠片 (短文詩作) 春嵐 @aiot3110
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます