第2話

「私の育乳に協力して欲しい...!」


「え」


「何だって??いくにゅう?協力?

何だそれ?」


「バカね...!いくにゅうも分からないわけ!?」


「俺、お前が知っての通り、語彙力ないからな?」


「国語、苦手なんだからな」


「大きくして欲しいの!」


「ん?」


「お、おっ...」


幼馴染は顔が真っ赤だった。


「おっぱ...」


「みなまで言わせる気!?」


バシーンと俺は背中を思い切り叩かれて、

前につんのめった。


「いってぇな...!何すんだよ、マヒロ...」


美少女幼馴染の名前はマヒロ。


地毛で茶髪のツインテなのだが。


まぁ、認めたくはないが、そのへんのアイドル

よか可愛い。


だが、性格は俺に対してだけツンツンで。


他の女子や男子には愛想を振り撒くけど、

俺には頗る冷たくて。


「陰キャなあんたとは恥ずかしくて一緒に歩けない」などと高校生になったばっかの先日。


そんなセリフで俺のこと罵倒してきて。


昔はよかった。仲良く帰ってた。

だがしかし。

小学生のある時、がいつだったか記憶にないが、多分、卒業と同時に。一緒に帰ったり登校したりしてくれなくなった。


幼馴染なんだけど。


マヒロとは疎遠なんだ。


中学時代は俺のこと無視。


高校に入って漸く、今、口を聞いてくれたかと

思ったら。


変なお願いをされた件。










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ツンツンした美少女幼馴染に陰キャの俺は育乳をお願いされたのだが、巨乳なんだから揉んで大きくする必要性がないように思う。ま、まさかお前、俺のこと好きとか!? 雲川はるさめ @yukibounokeitai

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