Vocalise
「ねえ、言葉って必要?」と
あなたは言った
あの日 あなたが歌ったのは
ヴォカリーズだった
選ばれて撚られた言葉を
捨ててあなたは歌った
連なった真珠を引きちぎって
空へ放り投げるように
「ねえ、言葉って必要?」
すみれ 小舟 白い月
光 太陽 星 そして言葉。
溢れたものが
全部が嘘になってしまうなら
はじめから 何も知らずにいたかった
あの日 あなたが歌ったのは
ヴォカリーズだった
Vocalise 理柚 @yukinoshita
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます