アマゾンの奥地に住む少数民族が使う言葉、それには人類をも巻き込む不思議な力があった――という内容です。話の構造自体を取り出してみると、伊藤計劃「虐殺器官」の正反対の言語SFとも言えそうです。ひとつの言語が世界を変えていく様は見ていて面白く、ただ結末が少し難があると言えばあるかなというくらいですが、おすすめの作品です。