なにものか忘れた犬は、ふらりと「私」の前に来る――

すてきなお話でした。
なにかを忘れているのは犬ではなく、「私」というところからの目まぐるしい展開に引き込まれました。
結局、私を襲ったのはなんだったのか。あの家はいったいなんだったのか。謎は残りますが、それが物語に良い余韻を残していて、とても良かったと思います。
軒下から家に上がれて良かったね、シロウ。