あめふりひといろばす

生物やってる人ならいつか覚えさせられる必須アミノ酸。詳細はググってもらうとして、このゴロの響きが素敵だと思うのでタイトルにしました。因みに「といろばす」にトロリーバスをこじつけるのは好きじゃないです。


「雨降り日」からの「十色」の響きが好きなんです。そして最後に「バス」をつけて裏切るじゃないですか。凄く詩的じゃないですか?


日本では虹は七色であるとされるのが一般だと思うのですが、ここでは「十色」でも虹を連想させる。そしてよく見てほしい。「ひと」が中央にあるのにお気づきだろうか。横書きにすると人に翼が生えるように見える。


あめふり人いろばす


また、雨降りはやや落ち込みだが「いろばす」は明るい雰囲気を感じる。一言で言い切れる短い詩だが、陰から陽のドラマもある。これを詩として読むなら密かに、「人間はもっと寛大になれる」と伝えているともとれる。


本来のゴロとして使うなら、一番最初に乳児特有の必須アミノ酸、アルギニンまで入れちゃってる。将来有望なお子様の心配する優しさ。また、十色の「と」あるいは人の「と」ですが、トリプトファンです。俗に幸せホルモンと言われるセロトニンのもとになる。「十人十色で幸せ」と深いメッセージ性を持つ。これでトレオニンと混同しなくて済むわけ…最後に自信満々でスレオニンと言えば。


ここまで深いゴロは生物や化学でも見たことない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

こんなときに思うこと ゆうひ @pcscmania

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る