蒸気仕掛ケノ妹

ゆきまる書房

第1話 蒸気仕掛ケノ妹

 エリアナと買い物から帰る途中、突然エリアナが胸を押さえてその場にうずくまった。「エリアナ、大丈夫?」と慌ててしゃがんだ私は、エリアナの顔を覗き込む。苦し気に顔を歪ませたエリアナは、息を喘がせた。

「お姉、ちゃん、胸が、痛い……」

「分かった、ちょっと見せて」

 安心させるようにエリアナに微笑みかけると、私はポケットに手を入れる。小さな小箱を取り出して、その中から鍵を取り出した。ボタンを外して服をはだけさせたエリアナの胸にある鍵穴に、その鍵を差し込む。胸の扉を開くと、心臓代わりの蒸気機関のパーツが外れかかっていた。「お医者さんに行こうね」と言うと、エリアナはほっとしたように笑った。

 ──エリアナがこの体になって半年が過ぎた。でも、妹であることに変わりはない。


 この国では、昔から蒸気機関についての研究が盛んだった。人々の生活のための研究が、いつしか軍事利用への転用に変わるのに、そう時間はかからなかった。蒸気機関を利用した軍事技術は大変重用され、それを危惧した周辺諸国がこの国に攻め入ったのが5年前。その1年前に事故で両親を亡くした私とエリアナは、父方の叔父の家で暮らしていた。

「お姉ちゃん、いつになったらみんなケンカしなくなるのかな?」

 この戦争が始まってからずっと、寝る前にエリアナは私にそう尋ねた。「うーん、そうだな……。こんなことしても意味ないって、みんなが分かった時かな?」と、答えにならない答えを言った私に、エリアナは「そうだね!」と笑った。その笑顔は何よりも眩しくて、私は思わずエリアナを抱きしめた。「お姉ちゃん、苦しいよ」とくすくす笑うエリアナをさらに強く抱きしめ、何がってもこの子を守ることを誓った。なのに。

 叔父と住んでいた地域には敵国の兵士が攻め入っていなかったが、ある日、叔父が留守にしている時、敵国の兵士が家に押し入った。咄嗟にエリアナを抱えて屋根裏部屋に隠れたが、下から兵士たちが家中を漁る音が聞こえる。震えるエリアナの体をぎゅっと抱きしめ、私は小さくうずくまっていた。兵士たちが言い争う声が聞こえる。食料を奪い合っているみたいだ。どうしようか考えあぐねている時、パンと乾いた音が響き、私の頬に熱いものが飛んだ。

「エリ、アナ……?」

 抱きしめていたエリアナの体から力が抜ける。光を失ったエリアナの目が見えた。下にいた兵士が持っていた銃が暴発してエリアナに当たったと、理解するのにそう時間はかからなかった。「おい、逃げるぞ」と兵士の声が聞こえた時、私はエリアナを横たえて、近くにあった散弾銃を手に取り、何のためらいもなく下に向かって撃った。兵士たちの悲鳴が聞こえる。ひどく耳障りだ。声が聞こえなくなるまで撃ち続けた。しばらくして何の音もしなくなり、私は散弾銃を捨て、エリアナを抱きかかえて屋根裏から急いで降りる。転がっている兵士たちが邪魔だ。でも大丈夫。まだ間に合う。玄関から飛び出そうとした時、帰って来た叔父と鉢合わせした。叔父は呆然と私と私の腕の中のエリアナを見つめた。

「アイリス……! これは、一体……!?」

「叔父様、お願い! 早く、エリアナをお医者さまのところに連れて行かないと! このままじゃ手遅れになっちゃう……!」

 必死に訴える私と目線を合わせ、叔父は私の肩に手を置いた。悲しみを堪えるようなその目に、私は嫌々と首を振る。しかし、叔父はゆっくりと口を開いた。

「アイリス、エリアナはもう、手遅れだ」

「いや、お願い、そんなこと、言わないで……」

「アイリス」

 叔父は私の頬に手を添えた。「エリアナは死んだ」

 私の膝から力が抜けた。だらりとエリアナの腕が垂れる。エリアナを抱きかかえ慟哭する私を、叔父はそっと抱きしめた。


 エリアナの葬儀の準備をしている間、私は叔父の研究室へと忍び込んでいた。叔父はこの国で、蒸気機関の研究者として名声を轟かせている。「蒸気機関の人体への応用の研究」をしていたのを思い出した私は、そのことに関する資料がないかを必死に探した。そして、ようやく見つけた。死者の体に蒸気機関を取り付け、死者を蘇生させる方法が書かれた研究レポートを。

「アイリス、早く戻りなさい……」

 レポートを握り締め、感激のあまり固まっている私を、研究室に入って来た叔父が見つけた。私が手にしているものが何かを理解した叔父は顔色を変え、私からレポートを奪おうとする。咄嗟に私はレポートを抱きかかえ、叔父に訴えかけた。

「叔父様! これがあれば、エリアナを生き返らせることができるじゃない! どうして言ってくれなかったの!?」

「……アイリス、それを渡しなさい」

「いやよ! 叔父様、この方法でエリアナを生き返らせてちょうだい! エリアナはまだ幼いのよ! こんなにも早く死んでしまうなんてかわいそうだわ!」

「アイリス……」

「叔父様もそう思わないの!? あの子には未来があったのに、それを理不尽に奪われて悔しくないの!?」

「しかし……」

「ねえ、叔父様! 私、あの子のためならなんだってする! だからお願い! エリアナを返して!」

 私は苦し気に顔を歪ませた叔父の腕を掴み、涙を堪えて必死にそう訴えかけた。言い淀んでいた叔父様だったが、やがて大きく息を吐くと、私と目線を合わせるように身を低くした。

「……分かった。検討してみよう。ただし、成功する保証はない。それでもいいかい?」

「ええ、ええ! ありがとう、叔父様!」

 絶望から一転、希望が見えた私は叔父に抱きつき、喜びを表した。大切な、大切な私の妹。あの子のためなら、悪魔に魂を売ったってかまわない。

 それからエリアナの葬儀を中断した叔父は、蒸気機関をエリアナの体に組み込む作業を始めた。何十時間にも及ぶ作業、その間、私は必死に祈り続けていた。どうか、あの笑顔が戻ってきますように。あの声で、もう一度私を呼んでくれますように。朝からずっと祈り続け、気がついたら再び朝日が差し込んでいた時、研究室から叔父が戻ってきた。小さなエリアナの手を引いて。私はよろよろと、エリアナの元へと近づく。「エリアナ……?」と私が呼びかけると、彼女はにこりと笑って口を開いた。

「お姉ちゃん、ただいま」

 ああ、何も変わらない。エリアナはエリアナのままだ。私はエリアナを抱きしめ、何度も彼女の名前を呼んだ。「お姉ちゃん、苦しい」と笑うエリアナは、いつものエリアナだ。涙が溢れ出る。エリアナを強く抱きしめながら、何があっても彼女を守ることを、私は再び決意した。


 国同士でのくだらない戦争が終わったのが、今から数ヶ月前。蒸気機関を使用した武器を利用したこの国が辛くも勝利をおさめ、周辺諸国をその技術をもってして治めることになった。町にはいまだに戦争の傷跡が多く残されており、困難な生活を強いられている人々も多い。私たちは戦場となった市街地から遠く離れた田舎町に住んでいたため、直接的な被害は受けていないが、月に数度は食料の配給が来ることになった。

 エリアナを背負い、家まで急いで帰っていた時、家の玄関前に誰かが立っていることに気づいた。来客なんて珍しい。上等なグレーのスーツを纏った、身なりの良い男性。じっとその人を見つめていると、私の視線に気づいたのか、彼はこちらを振り返った。40代前半に見えるその人は、人の良さそうな笑顔を私に向けた。

「こんにちは。あなたがアイリスさんですね?」

「ええ、そうですが……」

 親し気に話しかけてくるが、私はこの人に見覚えがない。顔を強張らせた私を見て、「これは失敬」と男性が苦笑する。

「私はロバート・マクレガー。あなたの叔父、フィリップ・コンフィールドの知り合いです。今日は、その彼を訪ねに来たのですが、彼は留守でしょうか?」

「……叔父様は今、研究室にこもっていると思います。この時間はいつも、蒸気機関の実験をしているので」

 警戒心は解かないが、一応事実を伝える。「そうでしたか」と驚いたように目を丸くしたマクレガーと名乗る人物に、私はある提案をした。

「よろしければ、中に入られます? あと数分で研究室から出てくると思いますし」

「よろしいのですか? では、お言葉に甘えて」

 私の言葉に、愛想のいい笑みを浮かべたマクレガーさん。私はエリアナをおぶったまま玄関の扉を開け、マクレガーさんを家に招き入れる。「どうぞこちらに」とマクレガーさんを椅子に座らせ、私はいつの間にか眠っていたエリアナを研究室へ運ぼうとする。

「──彼女が、あなたの妹のエリアナさんですか?」

 研究室へと続く地下の階段を降りようとした時、マクレガーさんがそんなことをふと尋ねた。不思議に思って振り返ると、マクレガーさんは相変わらず笑みを浮かべたままだった。

「ええ、そうです」

「なるほど……。いや、可愛らしいお嬢さんですね」

 マクレガーさんの笑顔からは何の感情も読み取れない。少し嫌な予感がして、私は「失礼します」と頭を下げた後、急いで階段を下りていった。研究室の扉をコンコンと叩く。少しして、ガチャリと扉が開かれ、叔父が顔を見せた。

「ああ、お帰り、アイリス、エリアナ。また、パーツに問題でも?」

「ええ、叔父様。それと、マクレガーさんという方が家に来ているわ。叔父様の知り合い?」

 マクレガーさんの名前を聞いた叔父は、少しだけ顔を強張らせた。そのことに気づいて不安になるも、叔父はすぐにいつもの笑顔に戻った。

「ああ、私の古い知り合いでね。……アイリス、エリアナと一緒にここで待っていてくれないか?」

「え、ええ……」

 私は研究室に入り、入れ違いに叔父が研究室を出る。エリアナを研究室のベッドに寝かせた私だが、叔父の態度が気になってこっそり研究室を出た。音を立てないように慎重に階段を上り、話し声が聞こえる場所まで上ると、叔父とマクレガーさんに姿を見られないように身をかがめた。叔父の低く重い声が聞こえる。

「……ロバート、悪いが君の頼みでもそれはできない。エリアナは私の大切な姪なんだ。そんな非情なこと、私には無理だ」

 エリアナの名前が上がり、小さく息を飲む。二人は、エリアナについて何を話しているのだろう。すると、叔父と対照的に、マクレガーさんの明るい声が響く。

「何を言っているんだ、フィリップ。君の研究は大変すばらしい! そして、その成果も出ているじゃないか! 何をためらう必要がある? この国に多大な貢献もできて、今まで以上の名声を獲得できるチャンスじゃないか!」

「しかし、私はどうしても賛同できない……。アイリスだって、きっと私と同じ気持ちだ」

「アイリス? ああ、さっき会った君のもう一人の姪か。大丈夫、きっと彼女も理解してくれるさ。──妹が兵器となって、この国を支えてくれることにね」

 マクレガーさんの言葉に、一瞬で頭が真っ白になった。兵器? 誰を? どうして? 頭の中をぐるぐると同じ単語が回り、思考が停止しそうになる。震える体を抱き締め、私は二人の会話に意識を集中させる。

「君は、エリアナに対するアイリスの愛情深さを理解していない! 彼女のエリアナへの執着心は異常だ! こんなことが知られたら、彼女が何をしでかすか……」

「落ち着け、フィリップ。そうは言っても、まだ17歳の少女だろ? できることなんてたかが知れている。必要とあれば、私が何とかするさ。それよりも、あのエリアナについて話し合おう。彼女のような機械を生産するなら、どれぐらいのコストがかかる?」

「……蒸気機関のパーツはかなり細かい。子どもの体に組み込めるほどだからな。だが、パーツ自体は大量生産すれば、それほどの費用はかからないだろう。問題は、その蒸気機関を組み込む子どもの数だ。もし兵器として利用するなら、かなりの人数が必要になる。それだけの人数を集められるかどうか……」

「その点については心配ない。先の大戦で、この国には親を亡くした身寄りのない孤児が大勢いる。彼らを使えば、それで事足りるだろう」

「それだけじゃない。蒸気機関の技師も必要になる。優れた技術者でないと、子どもの体に蒸気機関のパーツを組み込む作業は、なかなか厳しいものになるぞ」

「ああ、それも安心しろ。私が君の研究に目を付けてから、目ぼしい技術者はすでに調べてある。彼らは全員、とても腕がいい。数も申し分ないはずだ」

「……」

「フィリップ、いい加減目を覚ませ。君が丹精込めて育てているのは、ただの死体に蒸気機関が組み込まれただけの人形さ。君の姪は、とっくに死んでいるだろう?」

 マクレガーさんの言葉に、全身からすーッと血の気が引いた。エリアナがただの死体ですって? いいえ。あの子は生きている。叔父様もそうでしょ? だが、叔父は。

「……ああ、そうだな」

 叔父の答えに、目の前が真っ暗になった。エリアナのパーツが壊れた時、優しい笑顔でエリアナを修理していた叔父は、心の底ではエリアナを、そういうふうに思っていたの? あの優しさは全てうそだったの? 信じていた世界がガラガラと崩れていく。マクレガーさんの能天気な声が響いた。

「そんな顔するな、フィリップ。この計画が成功したら、君もこれまで以上の多額の支援が受けられるんだぞ。そうすれば、もう一人の姪の将来も安泰だ。いいことだけを考えろ」

「……ああ」

「じゃあ、私は帰るよ」

 マクレガーさんが家を出て行く音が聞こえ、私は慌てて階段を駆け下り、研究室の中に入った。頭の中がぐちゃぐちゃだ。ふとベッドに横たわるエリアナが目に入る。ふらふらとそちらに近付くと、エリアナはうっすらと目を開けた。

「お姉ちゃん、どうしたの? 目が真っ赤だよ」

「……何でもない。目にゴミが入っただけよ」

 不思議そうに首を傾げるエリアナを抱きしめる。くすくす笑うエリアナ。ほら、彼女は生きている。どこが人形なの? エリアナを奪おうなんて、許さない。

 私は子守唄を歌い、エリアナの頭を優しく撫でる。しばらくしてエリアナの寝息が聞こえたのを確認し、私はエリアナから身を離した。階段を下りる足音が響く。私は近くにあったスパナを握り締めた。


 夜になり、私はテーブルの上にごちそうを並べていた。久しぶりに腕によりをかけて作ったため、少し疲れた。コンコンと玄関の扉がノックされ、私は扉を開ける。そこには、相変わらず人の良さそうな笑みを浮かべたマクレガーさんがいた。

「こんばんは。いや、夕食に招かれるなんて思っていませんでした」

「すみません、急なお誘いで……。ご迷惑でしたよね?」

 申し訳なさそうに私が話すと、マクレガーさんは「とんでもない。とても光栄ですよ」と大げさに目を丸くする。「どうぞ、上がってください」とマクレガーさんを招き入れ、ごちそうが並んだテーブルへと案内する。

「とても美味しそうですね。いやあ、楽しみだな」

「家にあるもので急いで作ったんですけど、お口に合うかしら?」

「いえいえ、これだけ美味しい匂いだ。きっと味も格別ですよ」

「あら、お上手ですね」

 くすくす笑う私を見て、マクレガーさんは楽しそうに目を細めた。しかし、あることに気づいたのか、笑顔を絶やさないままマクレガーさんは私に尋ねる。

「ところで、フィリップ……いえ、あなたの叔父はどこでしょうか?」

「ああ、叔父様でしたら研究室に……。もう、研究に夢中になったらご飯も食べなくて……」

「彼は昔から変わらないな。そういえば、妹のエリアナさんは?」

「あの子も研究室です。叔父様の作業が見たいって聞かないんですよ」

「いやいや、仲がよいのはいいことですよ」

 至って穏やかな空域が流れる。「待っていても二人は来ないから、私たちだけで先に食べてしまいましょう」と促すと、マクレガーさんは苦笑して頷いた。それからは他愛もない話で盛り上がり、食後のコーヒーをマクレガーさんに渡す。コーヒーを受け取ったマクレガーさんは、一口コーヒーを飲んだ。

「ああ、とても美味しかったです。アイリスさんは料理がお上手ですね。今夜は本当にありがとうございます」

「いえ、こちらこそとても楽しかったわ」

 私は笑顔を浮かべて、紅茶を一口飲んだ。コーヒーを飲み干したマクレガーさんが、カップをテーブルに置く。──そのままマクレガーさんはテーブルに突っ伏した。体が大きく跳ね、マクレガーさんの口からはつぶれたカエルのような声が漏れ出ている。私はそれまで浮かべていた笑顔を消し、壁にかかった時計を見た。数分が経った頃、マクレガーさんの方へ顔を向けると、マクレガーさんの体は動かなくなっていた。急いで立ち上がり、研究室へと急ぐ。地面に転がった叔父を見向きもせず、いまだに眠っているエリアナを抱きかかえた。蒸気機関のパーツやレポートを入れた鞄を背負い、私は灯油が入った容器を持つ。ふと、頭がつぶれた叔父を見下ろした。

「……さようなら、叔父様」

 そう呟いた私は研究室から出て、階段をゆっくりと上っていく。テーブルに突っ伏したマクレガーさんを見もせず家から出た私は、近くの木にエリアナを座らせ、隣に鞄を置いた。家に戻った私は、家じゅうに灯油をまき散らし、叔父とマクレガーさんの死体にも灯油を振りかける。十分に灯油が家中に広げられたのを確認し、ポケットからマッチを取り出した。マッチを擦って、家の真ん中にマッチを落とす。あっという間に火が広がっていったのを見て、急いで家を飛び出した。

 エリアナに駆け寄り、穏やかな寝顔を見せるエリアナを見て、思わず笑顔がこぼれる。エリアナを抱きかかえ、カバンを背負い立ち上がった私は、燃え盛る家に背を向けた。しばらく歩いていき家が見えなくなった頃、エリアナが目を覚ました。ここが外であることに気づいたエリアナが、不思議そうに呟く。

「お姉ちゃん、ここどこ? 夜に家から出たら、叔父様に怒られるよ」

「……エリアナ、今日からはお姉ちゃんと色んな所にお出かけしようか?」

「え、いいの!?」

 ぱあっと顔を輝かせるエリアナに、私はにっこりと微笑む。「お姉ちゃん、大好き!」と抱きついたエリアナを、私は力強く抱きしめた。

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