親友を掘り下げても良かったかな?と思わなくも無いけど破綻なくストレスなく物語を畳めたのはすばらしい。通勤の楽しみが終わってすこしさみしいが次の作品をたのしみにします。
剣と魔法の世界観を、近代兵装でぶち壊す。作者のミリタリー好きが、これでもかと全面に押し出された作品です。物語はサクサク進むので、最後まで一気に読みきれます。個人的には、VRMMO系の作品には「開発者サイドのストーリー」か「掲示板回」が必須と思っているので、それが無かったのは残念でなりません。あからさまにゲームバランスを崩壊させるような特典を、なぜ主人公が手にすることになったのか?作中でも若干匂わせていた伏線が、いつか明かされる事を願っています。
現代兵器無双物は少ないからちょっと期待したんですがコルトガバメントが装弾数12発はちょっとありえないと思います。CODで銃知識仕入れてきたんでしょうか?MediaGunDatabaseというサイトで詳細な情報が手に入るので参照することをおすすめします。大々的に現代兵器を使うなら当然読者はミリヲタとか私のようなガンヲタだと思うので詳細で正確な知識のもとに現代兵器の優位性を描けばとても面白くなると思います。