朝に頑張るために夜早く寝る
そらから
朝に頑張るために夜早く寝る
ディーン・R・クーンツの『ベストセラー小説の書き方』という本で、毎日少しでも書くことが重要であると筆者は述べています。
継続性の重要性は、理解できます。もしあなたが何かしらでそれなりの結果を残す分野があったとしたら、よほどの天才ではない限り、きっと毎日何か考え行動していたでしょう。
さて、現実はどうか。自身が目下直面している問題は、仕事との戦いです。
仕事が終わってから寝るまでの間に、集中して書くことが難しいということが分かりました。当たり前のように思うかもしれませんし、弱音であることは事実ですが、改善に向けて動く必要があります。
私の職業はITエンジニアで、基本土日は休みです。平日は10時頃から働きだし、概ね21時前後まで仕事をします。繁閑があるため常にこの時間ではありませんが、平均するとこのぐらいになるでしょう。
仕事が終わり、夕食を作るか宅配を頼むなどし、ご飯を食べ終わる頃には23時をまわります。その時点で、頭は相当疲れていて考えようとしても上手くまとまりません。
誰かに何かを伝える文章を書くために、妥協できないですが、その少しの頑張りに頭がついてこないのです。
創作というものに慣れていないというのもあります。
この文章はまさに仕事が終わってから宅配サービスが到着するまでの間に執筆しているのですが、どうやらエッセイは疲れていてもそれなりには書けるようです。これは長年ブログを続けてきたおかげかもしれません。
この記事を執筆する前に小説を執筆していたのですが、開始3分程度で力尽きました。もっと考えて工夫して文字を書き出したいのに、集中できないのです。
でも、何か少しでも文章を書くことをしたいと考えて筆を執りました。
毎日何かしらを続けるということはやっているつもりです。ただ、その一歩がとても小さく、モチベーションが上がりにくいことも問題です。
仕事終わりの夜にできないのであれば、時間帯を変更することが工夫の一つだと思います。
自分のやりたい夢に向かって進んでいる知り合いから「朝にやることが重要だ」というアドバイスを過去もらったことがあります。朝やることのメリットはいくつかありますが、以下2つが特に重要だと感じました。
・夜よりは疲れていない
・朝やってしまえば、夜やらなくてもサボったことにはならない
自分は天才ではないので、モチベーションには左右されます。なので、どうしても夜やろうとすると「やらなくても良い理由」を探してしまうことがあります。
そんな日でも、もし朝やっていたら罪悪感を小さくすることができます。夜も作業できたら、朝も夜もやったというモチベーションに繋がります。
さて、いいこと尽くめな朝型ですが、実行することの難しさが次にやってきます。
朝早く起きるためには、ショートスリーパーでもない限りは早く寝る必要があります。早く寝るためには、仕事が終わってから寝るまでの時間を短くする必要があります。よって、創作以外の自由時間を減らす必要があります。
朝早く起きるためには、夜早く寝ないといけませんが、寝られるかどうかは別問題です。疲れていて目が冴えるときもあれば、明日の仕事の事を考えて憂鬱になり眠れないときもあります。
ただし、上述した問題は自身でコントロールしやすいものとも考えられます。比較的他人に依存しない問題です。まさに、やればできるという言葉そのままです。
それができたらみんなやってるという声が聞こえてきそうですが、自分以外に決定権があるような状態は更に難易度が上がります。
これまでのことをまとめると、時間が大事だということになります。時間を増やすことができない以上は、無駄なこと・余計なことに時間を使わないことが必要です。
今の自分の娯楽は、アニメを見ること・読書をすること・ゲームをすること、です。小説の執筆に向けて、読書量を増やすことに決めたので、アニメを見ることとゲームをすることの時間を減らすようにしました。すべてを一度に断つようなショック療法はまず続かないと思ったので、徐々に割合を変えていく努力をしています。
「やらないと、という不安に駆られる」という状態に持っていき、義務感から開放されることを直近のゴールと考えています。昔、歯を磨く習慣が中々できませんでしたが、嫌でも毎日続けているといつの間にかやらないと気持ち悪くなるまでになりました。
今の私にとって創作物の執筆は、やらないと不安になる一方で、気持ち悪くてどうしようもならないというレベルにまでは達していません。まずはこのレベルを達成することを目標に、毎日できることを続けていくつもりです。
このエッセイの執筆も、その一つです。今日も頑張りました。
朝に頑張るために夜早く寝る そらから @thun2
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