その放課後は今までと少し違って④
言われた通り中央棟2階の管理室に行くと、ハイこれと電気ケトルと紙コップを渡された。もちろん一番重い電気ケトルはは俺が受け取る。あっ!という間にすぐに
俺達は部室に戻ると
「「「おぉ!」」」
俺たち3人の感動の声が重なった。それに気づいてクスクスと顔を見合わせて笑い合う。こんな何でもないやりとりが、たまらなく
しばらくの間今日起こったこととか他愛のない雑談をしていると、清佳のすぐ側でカチッと
「あ、もう沸いた。ホントにあっという間だ。」
遥香が
「だねって私らお湯だけ沸かして飲む物用意してない!」
「あ、確かに。何やってんだよこれ」
俺はおかしくなって声を出して笑った。清佳と遥香も笑った。
「琴羽姉からのお小遣いで何か買いに行くか」
そういえばと思い出し、銀色のチープな缶を開けながらそういうと、
「そーだね」
清佳が
「私ケーキ!」
遥香が元気よく手を
ケーキ買って千円で足りるかなと首を
俺はお前らの財布じゃねぇと思いながら、今日くらいは出しても良いかなと思える。そんな放課後だった。
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