第1クォーター

その放課後は今までと少し違って①

 次の日、俺達は3人で部室の前に集まっていた。一緒にいるのは心未清佳ここみきよか伊頼遥香いよりはるか。2人とも俺と同じ元バスケ部の女の子。

 清佳はショートボブのいつも元気な女の子で身長は154センチと低い。りのあるCカップに目をかれる。スカートのたけ膝上ひざうえぐらいで比較的ひかくてき長めだ。律儀りちぎに校則を守っている。丸顔まるがお童顔どうがんで笑うと出る笑窪えくぼ特徴的とくちょうてき魅力的みりょくてき。小動物みたいな可愛さを持った女の子だ。

 対して遥香の方はアニメ大好きオタク腐女子ふじょし。「腐」が着くのがポイントな。ここテストにでるぞ!はとてもやさしくて、いつも色々と助けられている。身長は俺より1センチ高い162センチ。おっぱいは本人曰ほんにんいわくDよりのCカップらしい。スカートの丈は短く太腿ふとももさらしている。ただいつも黒タイツだから肌は見えない。肩ぐらいまである髪を、低い位置で二つにって普通のツインテールとは違う大人びた印象いんしょうを受ける。普段コンタクトだが、たまにメガネをかけるとギャップえしたりする。

 そしてさっき言った部室は、バスケ部とは全く別の部。その部屋の外には「万部」と明朝体みんちょうたいで書かれた看板かんばんが立っている。いやこんなの先週まで無かったし。

 そう思いながら俺は先生にわたされたかぎでその部屋の鍵を開けた。

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