第019話 乙巳の変

皇極天皇 古人大兄皇子

(´。•ㅅ•。) ´ω`) おはよう皆さん 朝礼を始めます



蘇我入鹿

( ° ́ㅂ° ́) なんかみんな緊張してるな どした?



家臣団

:(;゚д゚);゚д゚);゚д゚);. ソンナコトハナイデスヨ…



蘇我入鹿

( ° ́ㅂ° ́) いやめっちゃオカシイだろ



この日の朝礼に参加した諸臣は王族2人を除いて

みなこのクーデターに参加した者でした

今から起こる惨劇にガクブルしまくる諸臣に

蘇我入鹿は違和感を感じます



蘇我入鹿

( ° ́ㅂ° ́) …お前ら、何か隠してない?

サプライズプレゼントとか?



翹岐

(; ̄∇ ̄) まぁそんなモンだ 臆病者どもめ



蘇我入鹿

( ° ́ㅂ° ́) 誰だお前?



翹岐

(; ̄∇ ̄) 蘇我氏を倒す者だよ!



    蘇我入鹿

(;゚д゚)っ→( ° ́ㅂ° ́) なっ!!

    グサッ



皇極天皇

(´。>ㅅ<。) きゃああっ!! 何?!何なの?!



翹岐

(; ̄∇ ̄)ノ 蘇我入鹿! 貴様は権勢に図に乗り

天皇簒奪を企んだ! ここに討ち果たす!



 蘇我入鹿 ザク

→( ;° ́ㅂ° ́)← 企んでないけど?痛い!痛いヤメテ

ザク ↑ザク



翹岐

(; ̄∇ ̄)ノ 企んだ事にするんだよ!

権力者の性だ! 諦めな!



蘇我入鹿

:( ° ́ཀ° ́);. 冤罪じゃないか… このクソ野郎…



翹岐

(; ̄∇ ̄)ノ 蘇我入鹿、討ちとったぞ!




645年6月、蘇我入鹿は白昼堂々の宮中しかも

天皇の御前でという派手な暗殺劇により

命を落としました(乙巳の変)



───



蘇我蝦夷

( °ㅂ°) 何だ騒がしい 静かにしてくれよ



家臣

(´・_・) そのー、屋敷が包囲されてます



蘇我蝦夷

( °ㅂ°) なんで?



家臣

(´・_・) 宮中で…クーデターが起きたようです



蘇我蝦夷

( °ㅂ°)Σ クーデター!誰が?!



家臣

(´・_・) 軽皇子さま一派、首魁は翹岐さまです



蘇我蝦夷

( °ㅂ°) 第2プリンスが!

なぜだ… 温泉が気に入らなかったのか…



家臣

(´・_・) 温泉から離れてください

入鹿様も宮中でお亡くなりになった模様



蘇我蝦夷

( ; °ㅂ°)Σ …!!!





蘇我蝦夷

( ; °ㅂ°) ワシは狼を引き入れてしまったのか…

すまん親父… ワシは失敗したようだ…




蘇我蝦夷は屋敷に火を放って自殺しました

長きに渡ってヤマトを支えてきた元老・蘇我本家は

こうして滅亡しました



───



中臣鎌足

(; ‘・ω・) 蝦夷さままで!

入鹿くんだけじゃなかったのですか?!



翹岐

( ̄∇ ̄) 変革に蘇我は邪魔なんだよ 当然だろ



中臣鎌足

(; ‘・ω・) 蝦夷さまはヤマトの元勲…立派な方だったのに



翹岐

( ̄∇ ̄) 終わったぞ 約束どおりアンタが天皇だ



軽皇子>孝徳天皇

(๑•́︿•̀๑) アンタ…えげつないな



翹岐

( ̄∇ ̄) そうか? 百済なら日常茶飯事だよ



孝徳天皇

(๑•́︿•̀๑) ヤマト人は温厚なんだ これは過激だ



翹岐

( ̄∇ ̄) ほどほどにしとくよ それはそうと



皇極天皇

:(´。;ㅅ;。);. はぅ! アタシ殺されるの…?

(※天皇の生前譲位は前例がありません)



翹岐

( ̄∇ ̄) 殺さねぇよ

それよりも俺を養子にしてくんない?



皇極天皇

:(´。;ㅅ;。);. 嫌ぁ… 怖い…



翹岐

( ̄∇ ̄) 俺って無位無冠じゃん

国政に参加したいんだよね! 輝ける未来の

ヤマトのために働きたいんだよ! いい話だろ!



皇極天皇

:(´。;ㅅ;。);. はい… 何でもするから… 助けて…



翹岐>中大兄皇子

( ̄∇ ̄) よし決まりだな! これで俺も王族だ!

母上さま、弟たち、仲良くやろうぜ!



大海人皇子(弟)

(; ̄ー ̄).o(コイツ…ムチャクチャしやがる…)



こうして翹岐は[中大兄皇子]というヤマト名を得て

ヤマトの中枢に潜り込む事に成功しました



───



中大兄皇子

( ̄∇ ̄) 最大貴族は排除した!

第一段階突破! 次は天皇家だな!



中臣鎌足

(; ‘・ω・) え…今なんて?



中大兄皇子

( ̄∇ ̄) 何か聞こえたか?



中臣鎌足

(; ‘・ω・) いや何でもないです…



この蘇我本家滅亡事件の4ヶ月後、

皇位継承の有力候補だった古人大兄皇子が

謀叛を企んだとされて攻め殺されました


この襲撃を指揮したのは中大兄皇子でした



中臣鎌足

:(; ‘・ω・);.o(ボクはとんでもない人に

手を貸してしまった…)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

やまとものがたり runious @runious

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ