あとがき

 拙作『空賊姫は受けた屈辱を必ず雪ぐ』最後までお読みいただきまことに有難うございました。

 本作は、以前UP致しました空賊小説『Pirates of the sky Great beginning』のおよそ20年後の物語でありまして、空賊行為と言う犯罪が定着し、長い大戦が終わったあとの全世界(この物語の世界では『全球』という表現をしていますが)を悩ます社会問題化した時代を舞台にしております。

 また、本作は別の私の作品『月桃館五〇三号室の男シリーズ』と同じ世界観を共有しており、登場する国家や組織、地名や種族、メカなども共通したもが登場いたします。

 私、これを『一人シェアワールド』と呼称しております(笑)

『月桃館五〇三号室の男シリーズ』は、一応スチームパンク風ファンタジーと銘は打っておりますが、スチームパンクの代名詞とも言えるメカがあまり登場しない作品となってしまいましたので、何とか同じ世界観でメカメカしいお話は出来ないか?と考え、ならば『飛行船』というメカが頼りの空賊共を主人公とした物語をイッチョやってやろうじゃ無いかと考え、先ずは設定の構築のためパイロット版である『Pirates of the sky Great beginning』を書き上げ、自分でも雰囲気を掴めた所で本作の制作に入った次第です。

 主人公は私の大好きな『強くてカッコの良い女の子』を据え、彼女が仲間を巻き込みながら暴れたおすと言った。まぁ、古典的な冒険活劇に仕立ててみたんですが、如何でしたでしょうか?

 目下の所、次回作は検討しておりませんが、個人的にはヒロイン、アマツ・アゲハ嬢は非常に気に入ったキャラですので、またいずれ大空を舞台に暴れまくらせたいと考えております。

 また、その際はお付き合いくださいませ。


 令和3年5月 緊急事態宣言下の河内野にて。

 山極由磨

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空賊姫は受た屈辱を必ず雪ぐ 山極 由磨 @yuumayamagiwa

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