『悲劇のヒロイン』 Lyric by XX
『悲劇のヒロイン』(小説版のタイトルを変えています)
この物語の主人公は 女の子
黒い髪 うつむいた独りきりの部屋で
口から出る言葉は ため息混じりの
「つまらない…」
ふと目覚めたら いやになるほど晴れてて
私の気持ちとは 反比例
歯磨きの間抜けな顔が 鏡に映ると
悔しいわ ちょっぴり笑っちゃったじゃない
悲劇のヒロイン 演じていたいのに
最低な恋愛だったと 思いたいのに
なんで 浮かぶあの人の顔は
いっつも笑顔
この物語の主人公は 女の子
黒い髪 うつむいた独りきりの部屋で
口から出る言葉は ため息混じりの
「せつないよ…」
始まりがあれば 終わりは必ずくるなんて
慰めにもならない
心は裏腹で なにもかも悔しいわ
やっぱり好きなのかな
悲劇のヒロイン 演じていたいのに
最低な恋愛だったと 思いたいのに
なんで 浮かぶあの人の顔は
笑顔なのよ…!
泣き疲れた顔が 癖になりそうだわ
物語の主人公も 楽じゃない
誰にも見せられない ひどい顔になってる
かわいそうな私 バカみたいな私
いつも笑ってるのは にくいはずのあいつ
抱きしめてほしいと思ってる
かわいそうな私
この物語の主人公に 選ばれてしまった
黒い髪 うつむいた独りきりの部屋で
口から出る言葉は ため息混じりの
「戻ってきて…」
悲劇のヒロインは ただあなたを想う…
黒髪に黒いカクテル 幻中六花 @mamonaka_locca
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます