2023/03/16 カクコン8中間選考結果発表のついでのふりかえり

第8回カクヨムWeb小説コンテスト / カクヨムWeb小説短編賞2022 中間選考結果を発表しました

https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon8_nominated


 の記事の通り、中間選考の結果が発表されましたね。


 短編賞の方で五作品が選考通過してました!

 ありがとうございます!


 ので、通過作品についてあれこれ思い入れを語ろうかな、と思った次第でございます。




トウム・ウル・ネイ──その生活と婚姻 抄訳

https://kakuyomu.jp/works/16817330650179934288


 昨年の異世界風土記さんのところで開催されていた「異風調」のために書いたお話です。

 どんなイベントだったのか、詳しくはこちら。


風土記系競作「調」

https://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku/2022_01_shirabe/kikaku.html


 気に入っている設定の気に入っている作品ではあるのですが、本当はカクコンに出すつもりはなかったのですよね。

 なんですけど、せっかくの期間中の作品だし、あと短編マイスターのために参加作品数を増やしたい、という俗な理由で参加しました。


 物語はあってないようなもので、淡々と架空の世界の架空の文化が解説されている、という「好きな人は好きだけど人を選ぶ」作品だと思います。

 それでも、こういうのが好き、という人に届いてくれているなら嬉しいです。


 異風調の作品、実はまだ全部読めていないのですが、素敵な作品がいっぱいですよ。




花のような糸と勇ましい羽

https://kakuyomu.jp/works/16817330650413909061


 これは、『トウム・ウル・ネイ──その生活と婚姻 抄訳』の別視点でのお話です。

 結婚することになった若い二人。その戸惑いなんかのお話です。


旅をする──こぼればなし(アドベントカレンダー2021)/くれは

https://kakuyomu.jp/works/16816700429220539958


 こちらで書いていたものを少し手直し(主に言葉)して仕立て直した短編です。


 個人的にはトウム・ウル・ネイの生活や文化が割と気に入っていて、ずっと書きたい書きたいと思っていたので、『その生活と婚姻 抄訳』とこのお話でいろいろ書けて満足でした。

 もっと広がりがありそうなので、また機会があったら広げてみたいです。




わたしの吸血鬼

https://kakuyomu.jp/works/16817330652394501663


 参加してるほかの作品が、別の企画用だったり過去作の手直しだったり、既存作だったりしてたので、ちゃんと新規のお話でも参加したいなと思って書いたお話です。


 このお話の元は二年くらい前。

 別サイトのお題のために「貧血になる吸血鬼(美形)」という設定を考えた辺りから始まってました。

 形にするまで長すぎですね。


 最初は漢字多めで文章も長めでごりごり書いていたんです。それで書きあがっていたんです。

 けれどタイトルが思いつかなくて、古い少女漫画や少女小説のようなタイトルしか思いつかない、と悩んでいるうちに、いっそ本文も少女小説とか少女漫画っぽい雰囲気で、ポエティックにまとめたらどうか、と思い付き、全部書き直し、こんな文章になりました。


 普段の文章じゃないのでかなり緊張してたのですが、楽しく読んでもらえたようで良かったです。




眼鏡の恩返し

https://kakuyomu.jp/works/16816927862733299267


 既存作で、すでにわりとたくさん読んでいただけていたものなのですが、お祭りだしと思って参加させることにしました。

 結果、さらに読んでいただけて、嬉しかったです。


 既存作は選考残るの難しいかな、と思っていたのですが、こうして選考に残って嬉しいです。


 あ、あと、以前にMACKさんが書いてくださった銀縁眼鏡くんが素敵なので、ぜひご覧いただけたらと思います!


https://kakuyomu.jp/users/kurehaa/news/16816927862880958703




秘密の友達ドラコ

https://kakuyomu.jp/works/16817330651871011524


 これは、以前匿名コンに参加したときに出したものを手直ししたものです。

 匿名コンのときは文字数の都合で最後が言葉たらずだったので、その辺りを中心に書き直しています。


 思春期の頃のしんどさみたいなものは、過去にも何度か書いてきましたけど、きっとわたしはしんどかった思春期の自分を救いたいんじゃないかな、という気がしています。

 過去の自分に手が届くかはわからないですが。


 そんなお話です。




 改めて、選考に残って嬉しいです。ありがとうございます。

 あとはもう最終結果を祈って待つしかできませんが……粛々と書いて待っていようと思います。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る