第4話

僕の名前は……


って本当言い飽きたよ。

自己紹介飛ばしていい?


……気を取り直して、僕は絶賛迷子中だ。


此処の景色は……


ほぼ黒。


とても爆発が起きた雰囲気ではない。


こんな時、乱歩さんの異能があったらなぁ……


そんな事を思いながら歩いていると、実験室のような所に着いた。


……実験室。

それは化学的な反応を起こし、結果を見る所……俗に言う理科室の様な働きをするものだ。


吃驚した。

真逆マフィアに実験室があるとは……


僕は化学よりも生物が好きで、ヒトの身体の造りとか理解するのに日々教科書を読み漁っていた。


筋肉や神経、目の中や耳の中……


如何したら筋肉がつくのか、神経とはなんなのか。

如何して音が聴こえるのか、目が見えるのか……


そんな事を思いながら必死に勉強してた。


そしたらテストで100点をとった。

だが、次の範囲……化学で絶望した。


何故態々気体に迄名前をつけるのか……。

なんで物質に名前があるのか……


疑問でしかなかった。

だが、知りたいとも思わなかった。


僕は理科が嫌いになった。


だが、久しぶりに見たらとても素晴らしい事に気付く。


そんな事を思い込んでいると、何処からか声が聞こえた。


「……ぁひゃひゃひゃひゃ!

折角作ったのに又作り直しだぁ!!」


「だ、誰……ですか……?」


「んぇ……?

嗚呼、君が噂の新入りかい?」


「そ、そうなんですかね……」


「取り敢えず、自己紹介をしよう。

僕の名は梶井。梶井基次郎だ。

化学を愛し、化学に愛された男だ!」


「は、はぁ……」


「君の名は?」


「ぼ、僕の名前は寺島康太。

よろしくお願いします。」


「康太くんか。

よろしく頼むよ。

却説、いきなりだが、君は化学が好きかい?」


「僕は化学より生物が好きです。」


「生物か……

君、“死”とは何かを知ってるかい?」


「“死”ですか……。

僕にとっての“死”は、生の一部です。

100年も生きずに朽ちていく姿は、美しくあり、儚い物ですね。」


僕は、少し大袈裟に答えた。


「ふふふ……あひゃひゃひゃひゃ!!

康太くん!

君を気に入ったよッ!

僕の部下になるつもりはないかい?」


梶井にいきなり誘われ、少し吃驚したが、


「いや、そういう人殺しの仕事はしたくないので。」


と、僕はすん、とした顔で答えた。


梶井はなんとも言えない顔をし、壁に顔を押し付けた。


「……帰っていいですか?」


そう聞いたが、返事は帰ってこず

(正確には、聞き取れなかったのだが)

僕はその場から離れた。



続く



作者から


どーも、作者です。

名乗りたかったのですが、自分の名前を忘れてしまってですね……()

なんなSNSとかの名前って実名じゃないから覚えにくくないですか?()


違うんです、こんな話をしたい訳じゃないんです。


私の方から1点、謝罪をすべきことがあります。

投稿する事自体を忘れてました。

大変、申し訳ございませんでした。


こんな作者ですが、応援してやってください。


以上、作者からでしたッ!

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ポートマフィアに連れ去られた武装探偵社員の話 ばなな @tadano_otaku

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