65歳の作家志望の主人公!彼のことを「のんびり生きてていいなぁ〜」などと思った方がいたら「甘いぞ、おぬし」と言いたい。あれこれ言い訳しているうちに一日はあっという間に過ぎていき、そのまま五年十年がさっさと消えていくことさえ現実に起こっているのに。作者様はある意味それをユーモアとして、切実さよりは叱咤激励の姿に変えて私たちに見せてくれているのだと思う。笑って元気がもらえる素敵な作品。