夢 愛犬
愛犬のいる生活がこんなにも素晴らしいとは思わなかった。
玄関を開けると、その音を聞きつけた愛犬がさっそく駆け寄ってきた。足元にまとわりつく愛犬をあやしながらリビングへ行き、着替えをする。
ソファで一息ついたところで愛犬を呼び、その温かな体を抱く。愛犬は満面の笑みをたたえながら私の頬を舐めた。まさに犬だ。
愛犬の金髪をそっと撫でる。くせっ毛でやわらかい。私に親愛を示す瞳は海よりも青い碧。
愛犬の手足の先はきちんと丸められており、飼主へ決して危害を加えることなく、ただ無償の愛情を湛える。私は戯れに愛犬の頬をはたいた。愛犬は天使のような声を出して喜ぶ。私が構ってくれるという一事で既に喜びなのだ。愛犬家の中には凄惨な拷問を加えて喜ばせることを至上の幸福とする人すらいるらしい。おぞましいことだが理解できなくもない。己の蛮行全てが肯定されることはとてつもない幸福になるだろう。
食事を取ってから愛犬とじゃれ合っていると段々とそんな気分になってくる。私は女性用の娯楽ペニスを装着して愛犬を後背から貫いた。私の愛犬にはオプションで挿入用の穴を作ってもらっているので、ひどく具合がいい。
貫いてすぐ愛犬から嬌声が零れる。徐々に紅潮していく頬。甘い汗。搾り取るようにペニスに奉仕する肉穴。幼気な愛犬を組み伏せて犯す背徳感がますます一層昂らせる。
そして時が来た。最奥で果てる。お互いすっかり汗だくだ。私だけの最愛にそっと口づけると、最愛は嬉しそうに舌を絡めた。
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