春に氷風

春ー君の季節

暖かい春の昼

夜は一転、肌寒い

君がいなくなって、もう２年とちょっと

時間は無惨にも、私たちを引き離す

君はいつまでも若く美しいままで、

私だけが顔に皺が増えて衰えていくんだ

君はいま、どんな風に過ごしていますか

無理に笑わなくていいから、

穏やかに居てくれたらそれでいいな

当時は、

君がした選択を受け容れることは到底できなかったのだけれど、

今は少し変わってきたような気がする

もちろん君を追い込んだ現実は今も許せないけれど、

我慢できない現状から抜け出す

それを選んだ君を責めることはできない