頭上で回るは観覧車

増田朋美

頭上で回るは観覧車

頭上で回るは観覧車

晴れてはいたのだが、なんとなく寒いなと思われる日だった。なので晴れていても、一寸外出するのに気後れしてしまうような、そんな日であった。そんな中、今日も、澤村禎子は、一生懸命バイオリンの練習に励んでいたのであるが。

「一寸、澤村さん!澤村さんたら!」

隣のおばさんに言われて、禎子はやっとバイオリンを弾くのをやめた。

「赤ちゃん、ミルクほしがって、泣いているんじゃないの?」

そういわれて初めて、禎子は、息子の太君が泣いているのに気がついたのである。

「澤村さん、それじゃあだめよ。赤ちゃんが泣いているときは、直ぐにそっちへいってやらなくちゃ。それは、親なら当たり前の事。バイオリンの練習で、泣き声が聞こえなかったなんて、そんな言い訳は通用しないわよ。」

慌てて、太君に与えるミルクを作ってやっている禎子に、隣のおばさんはあきれた顔で言った。

「きっとね、そのうち分かる日がくるだろうなんて、生易しいものじゃないのよ。子育てっていうのはね。そこら辺をちゃんとわきまえてやらなくちゃ。澤村さんも、赤ちゃん産んだんだから、自分のことは、もうおわりにして、赤ちゃんのそばにいてやらなくちゃだめよ。」

「ご、ごめんなさい。」

禎子がそういいながら、急いでミルクをあげているのをみて、隣のおばさんは、大きなため息をついた。

「謝るんだったら、あたしじゃなくて、そこにいる太君に謝りなさい。ダメなお母さんで、本当にごめんなさいと。このままだと、あなた、太君は、本当にダメになっちゃうわよ。」

「は、はいすみません。」

「すみませんじゃないの。澤村さん。そうじゃなくて、お母さんになったんだから、太君の初めからおしまいまで、そばについていてあげなくちゃダメでしょう。バイオリンの練習なんて、そんなもの、今するときじゃないの。しっかりそれを考えなくちゃ。それに、子供の衣食住はそろっているから大丈夫なんて思っちゃダメ。もっと心を通わせるとか、そういうことをしてあげなきゃダメよ。あなた、太君を何処かに連れてあげていった事は一度もないでしょ?そういうことしてあげないでいつまでもほったらかしだと、太君は、将来危ない子供になっちゃうわよ。」

確かに、おばさんのいう通りであった。禎子はバイオリンの練習やレッスンばかりして、太君を何処かへ連れていくとか、そういうことは一度もないのだった。

「たとえばさ、公園や遊園地とか、そういうところに連れて行かなくちゃダメよ。まだ一歳にもなっていない赤ちゃんを親の都合で勝手に何処かへ預けたり、何もしないというのは酷すぎる。」

隣のおばさんは、又大きなため息をついて、やれやれ、この親子はどうなるんだろうと言いながら、禎子の部屋を出ていった。おばさんのいう通りだったから、禎子は何もいえなかった。太君を連れて買い物にいったことはあったが、それ以外何もない。公園にも遊園地にも行ったことがない。衣食住の面では、太君は不自由していないのであるが、親子で出かけたり、一緒になにかしたりして、触れ合うということは非常に少なかった。隣のおばさんがいう通り、それが積み重なってしまったら、太君は、かわいそうな子供になってしまう。考えても悲惨だった。一生懸命笑顔を作っている太君を眺めながら、其れだは何処かへ連れて行こうかと禎子は思った。しかし、何処へ連れていけばいいのやら。それが思いつかないのである。自分が何処かへ連れて行ってもらったときのことを、思いだせば良いというが、禎子は其れも思いだせないのであった。

とりあえず、子連れて行ける場所を、スマートフォンで調べ、近くにあった富士川道の駅へ連れていくことにした。富士駅は近くで、歩いていけるし、富士川駅からは、バスで行けばいい。禎子は、太君を抱っこして、富士駅へ行き、電車に乗って富士川駅へ。そして、道の駅行きのバスに乗った。バスの中では、他にも親子連れはいたが、みんな楽しそうな顔をしていて、禎子のような、深刻な顔を下者は、ほとんどいなかったのであった。

そうこうしているうちに、バズは、道の駅富士川についた。禎子もバスを降りた。とりあえず建物の中に入ってみたのはいいものの、赤ちゃん向けの施設は何もなく、プラネタリウムとか、富士市の名物を

紹介する食堂とか、そういうものしか用意されていなかった。大人とか、お年寄りとか、そういうひとはたのしめるかもしれないが、生まれたばかりの赤ちゃんをたのしませる施設のようなものはないのであった。思い出を作ってやれとか、そういうことをしろといっても、そのようなものを提供してくれる場所、それが何もないのであった。もし子供を持った人であったら、どうやって使ったらいいのか、分かるかもしれないが、経験のない禎子にはなにも分からないのであった。とりあえず彼女は、道の駅の中にあるコーヒー店にいってお茶を飲んだが、太君をどうしたらいいのか分からずにそのままぼんやりと店の中にいるしかなかった。そのうち、男の子と母親が、店に入ってきて、隣の席に座った。母が小さな男の子に、観覧車はどうだったかと聞くと、男の子は楽しかったと答えた。

「そうか、観覧車に乗ればいいのか。そうすれば、子供もたのしんでくれるかしら?」

禎子はそう思って、観覧車に乗ることにした。急いでコーヒー店を出て、観覧車のある、道の駅の屋上に急いでいった。太君は禎子がそういう動きをしても何も泣かなかった。

観覧車乗り場へ行くと、特に観覧車は混雑もしておらず、親子連れが何人かいる程度である。禎子は、係委員から入場チケットを買い、観覧車に乗る人たちの列に並んだ。

係員に誘導されて、禎子は観覧車に乗った。禎子が乗ると、非常にゆっくりしたペースでうごく

観覧車。禎子は時折太君を抱き上げて、富士山が見えるねとか、語りかけてやった。非常にゆっくりであるが、確実にうごいている観覧車。太君は怖がって泣くこともないし、景色をたのしんでいるのだろうか、時々声をたてて笑った。

数分して、観覧車は終わってしまった。禎子は係員の指示通りに、観覧車から降りる。さて、そろそろお家に帰ろうかと、何も言わない太君に声をかけると

「一寸お客さん!忘れものです!」

と係員が自分の前を通っていった女性に声をかけた。まだ、20代そこそこの若い女性だった。係員は大きな布製の袋を持っていて、

「はあ。こんな大きなものを忘れていくなんて、何をやっている人だったんでしょうね。あーあ、これ、なにが入っているんだろう。」

と、つぶやいていた。

「何が、入っているんですかね。」

別の係員が、それを持ってみた。すると、何だか変なものが入っていたらしい。係員はぞっとしたような表情をする。

「わあ!何だこれ、すごい冷たい!」

ということはつまり、、、。ここで初めて太君がこわがって泣き出した。辺りは、いきなり楽しい観覧車から、事件の捜査に変わってしまった。紙袋には、赤ん坊の遺体が入っていたのだ。係員が通報して、警察が来て、禎子も、不審な人がいなかったか、とか、そういうことを聞きこまれる羽目になってしまったのだ。その間、太君はずっとこわがって泣き続けるのだ。禎子から、聞き込みをしていた刑事が、

「もう、赤ちゃん少し黙らせてくれませんかね!正確に捜査ができないじゃありませんか!」

というほどである。

「すみません。ただ、私が観覧車に乗っていた時は、そんな女性がいるなんて、全く気が付きませんでした!私は、この子をあやすだけで精いっぱいだったんです!」

と禎子は警察のひとに謝った。ほかの客がそろそろ帰りたいと言い出したので、警察の人たちは、お客さんの名前と住所を聞き出して、客を全員帰した。

「今日は怖いもの見ちゃったね。」

帰りのバスの中で禎子はやっと泣き止んでくれた太君にそっと語りかけた。太君は、又笑っていた。とりあえず、その日は、自宅にかえり、太君に又ミルクをあげて、布団に寝かしつけて、一日が終わった。

翌日。禎子が、太君が静かに寝ているので、又バイオリンの練習をしようかなと考えていると、インターフォンがなった。

「はい、何でしょうか?」

と禎子がインターフォンを通して玄関にたっている人物がだれなのか、見てみると、弁護士の小久保さんがそこにいた。

「失礼ですが、澤村禎子さんでいらっしゃいますね。わたくし、弁護士の小久保と申します。実は前日、観覧車の中に乳児を遺棄した女性、上村佐織さんの弁護を担当しております。今日はちょっとお尋ねしたいことがありまして。」

と、小久保さんは、そういうことをいった。禎子が、とりあえず一寸お待ちくださいと言って、玄関のドアを開けると、小久保さんは名刺を見せながらこう続けた。

「実はですね。上村さんの弁護をするうえで、重要なことは、赤ちゃんを殺害する意図が彼女にあったか、ということなんです。彼女は犯行を行う前に、かなり育児に悩んでいたことは、調査ではっきりしています。警察や検察では、生活に困窮した彼女が、赤ちゃんを放置して死亡させ、観覧車に遺棄したことになっていますが、あの事件の日、同時にゴンドラに乗っていた方がたから見て彼女がどんな様子であったか、教えていただけないでしょうか?」

「いいえ、それは、私にも、分かりません。私も、自分の息子をあやしたり、一生懸命でしたので、そんな、ほかのゴンドラに乗っていた人の事まで、何もわからないんです。」

小久保さんのいう通りに、禎子は答えたが、禎子の答えを聞いて、小久保さんはがっかりした顔をした。

「それ以外、私が答えることじゃありません。だって、本当に何も、分からなかったんです。そんな、別のゴンドラに乗っていた女性の事なんて、知る由もないじゃないですか。事件の事なんて、私、何も知りませんよ。」

禎子がそう答えると、

「そうですか。何か答えを出してくれればと思ったんですけどね。ほかのゴンドラに乗り合わせた人の、話しも聞いているんですけど、みんな、自分の子供の事とか、周りの景色に夢中になっていたとか、そういうひとばかりで、何かおかしな感じの女性がいたとは、全く気が付かなかったというんです。誰かひとりでも、何かおかしな女性がいたとか、気が付いてくれればよかったんですけど、何もえられなくて。まあ、澤村さんを責めても仕方ないので、これで帰りますかね。」

小久保さんはひとつため息をついた。

「申しわけありません。何も協力できなくて。」

禎子は申しわけなく言った。

「いや、そんな事ありません。其れも答えのひとつですから。仕方ないのです。これで、あの事件の日、ゴンドラに乗っていた人全員にお話しを伺えました。いずれにしても、あの日、ゴンドラで悲しそうな女性がいたなどの答えは、何もえられませんでしたけどね。」

小久保さんはそういって、手帖をしまいながら、鞄のふたを閉めた。

「そんなに、皆さん関心がなかったんですか?」

と禎子が聞くと、

「はい、皆さん同じ答えですよ。自分の子供の事で精いっぱいでそのような女性がいたのに気が付かなかったとか、観覧車から見える景色に夢中になって何も分からなかったとか、そういう答えばかりです。彼女が、赤ちゃんを遺棄した時刻にも、そのようなおかしな女性は見かけなかったとか、分からなかったとか。誰か、有力な目撃証言でもあればいいんですけど。まあ、一言で言ってしまえば、関わりたくないんですよねえ。其れだけの事ですよ。」

小久保さんは、其れしか言わなかった。

「そうですか。何だか、私も、もう少し、詳しくその女性のことを見ていればよかったかもしれないですね。」

「まあ、そうですね。ことが起きてからでは遅いと言いますけれども、確かにもう少し、周りの人間が関心を持ってくれれば、防げたんじゃないかと思われる事件はいっぱいあります。それは、何処でもそうです。」

そうなのかなと禎子は思ったが、現実問題そうなってしまったのだから仕方ないと思うしかなかった。

いずれにしても、周りの人間は、捨てられた赤ん坊も母親の存在も見抜けなかったのだ。それは、もう解決のしようがなかった。でも、なんとなく、悪いことをしてしまったような気持ちが残るのは、人間ゆえの能力だろうか?

そのまま、小久保さんは、澤村禎子のマンションを後にした。そのあとで、小久保さんが訪ねてくることもなかったし、事件が起きた事も、報道されることはなく、終わってしまうのかと思われた。事件とはそういうものだ。関係者でもない限り事件は、一度にパッと報道されて、みんなに知らされて、そのまま消え去ってしまう。人間なんて、報道されると被害者に同情したりするが、後は、報道されなくなってしまえば、一気に忘れてしまうものだ。それに罪悪感を持つか持たないかは、人それぞれであるが。

ところが数日後。又澤村禎子のマンションに、事件関係者がやってくることになった。今度は誰かと思ったら、小久保さんと一緒に、中年の女性がやってきたのである。

「私は、上村佐織の夫の母で、山下頼子と言います。佐織が、山下佐織と名乗っていた頃、二人の家の近所に住んでいました。」

と、中年の女性が言った。

「佐織は、本当に、子供を殺害して、観覧車に遺棄したのかどうか、先生と一緒に調査しています。すくなくとも、佐織は、私の家に息子と暮らしていたころは、普通に暮らしておりました。佐織がどうしてあのようなことをするにいたったのか、一寸お話しを聞かせて頂きたいのですが。」

そういう山下さんに、禎子は又答えを言わなければならないのかと思った。今度は、弁護士ではなくて、殺害した女性の身内だ。そんな時に、何もしないと答えるのは一寸辛かった。

「佐織は、息子と一緒に生活していた時は、特に変わったことはなく、普通のお母さんという感じだったんです。子供に手をあげたこともないし、世話だってちゃんとやっていました。其れなのにどうして、観覧車に遺棄するなどそのようなことをしたのでしょうか。私はよくわからなくて。」

「ええ、あの事件の事ですよね。私は、残念ですが、本当に何も知らなかったんです。その人がどういうひとであったか、何かしそうだったとか、ひどく落ち込んでいるようだったとか、そういうことは全く記憶になくて。申しわけありません。ご協力できなくて。」

禎子は女性、山下さんに向ってそういうことを言った。

「いえ、いいんです。そうなってしまうのは、仕方ないことです。あの上村佐織がしたことは、許されることじゃありませんし。佐織にはちゃんとやったことを分かって貰わないと。私が、もっとしっかりしておけばよかった。ただ、私も一寸整理をしたくて、それで小久保先生にも協力してもらって。」

と、山下さんはそう禎子に言った。何か、自分を責めている感じだった。あの赤ちゃんを死なせたのは自分のせいだと思っているようだった。

「すみません。上村佐織さんという女性はどんな人物だったんでしょうか。私は、彼女の事をほとんど知らなかったものですから。」

禎子は思わずそう聞いてみた。もしかしたら、自分と何か共通点があったように思えたのである。

「どんな生活していたのか、気になりまして。」

「ええ、そうですね。結婚して、息子と一緒だった時は、ちゃんとやってました。でも、息子が事故で逝ってしまってからは、ひとりで赤ちゃんを育てていましたけど、それがうまくいかなかったようなんです。確かに、佐織は愚痴もひとつ漏らしませんでした。今思えば、愚痴を漏らしてくれた方がよかったかもしれません。佐織は、決して悪い人ではありませんでしたが、愚痴を漏らすとか、誰かに相談をすることはいけないことだと思っていたのでしょうか。」

確かに、何もしないで耐えていられるというのは、すごいところでもあるが、少し心の弱さだったのかもしれないと禎子は思った。

「ただ、息子の康夫がよく言っていました。佐織は、家族で食事をしたとか、そういう事があまりなかったようなんです。それは聞きました。でも、ほかの女性と違うところはそこだけでした。それ以外は、何も問題はなかったと思います。それ以外は。私が見た限りでは、其れしかありませんでした。」

つまり、夫の母親であっても、其れしか知らなかったのである。

「そういうことなんですね。」

禎子は、それだけのことを言った。

「あの、本当に佐織さんが、何も漏らさなかったのでしょうか。結婚した時に、それぞれの家の事情など、なんでも知っておかなければならなかったのでは?」

と、小久保さんが、山下さんに言った。

「そうなんですが、私たちも、結婚した時、本人の合意に寄るものであるからと言うことで、あまり詳しく聞かなかったんです。今だからそれでいいかと思ってしまって、式も何もあげませんでした。」

と、山下さんは言った。

「もう少し、ご主人が佐織さんのことを知っていれば、助けを求めることもできたかもしれません。佐織さんも黙ってないで、誰か話す相手が入れば、事件は起こらなあったかもしれない。」

禎子は、山下さんに思わず言ってしまった。小久保さんはそうですなあという表情で一つ頷いた。

「私たちのころは、お互い何でも知っておくのが当たり前の事だったんですけどねえ。今は、何も知らないで、突発的に結婚してしまうんですよね。式典としてやってきたことだって、必ずお互いのためにあるから、実行して来たんだし。なんでも省略して、合理的にしてしまうことは、そういう人生が変わるという事を欠落させてしまうような気がしますよね。」

小久保さんの言う通りだと禎子は思った。伝統的なことは、飾り物ではなく、ちゃんと意識を買えるためにある行事なのだ。赤ちゃんが生まれてからの、宮参りも、お食染めも。でも、そんなことを考えても、あの捨てられた赤ちゃんは二度と帰ってこないのだということも知った。

「私たちも、もう少し、頑張らなければなりませんな。こういう悲しい事件が起きてしまわないように。私たちがほかの世代にバトンタッチするのはもう少し先という感じですね。」

「そうですね。あたしたちも、まだまだやらなくちゃいけないと思います。」

小久保さんと山下さんは、いつの間にかそういうことを言っている。禎子はそういうことを言われるのはあまり好きではないが、この時はそうしなければならないなと思った。あの女性にしろ、なににしろ、今回の事件は、誰か年上の人が介入していれば、防げたかもしれない事件だと思った。だって、あの観覧車に乗っていた人は、誰も気が付かなかったのだ。自分たちのことに夢中になっていただけで。

「本当に申しわけありません。私は何も知らなくて。」

禎子がそういうと、部屋の中から太君の泣き声が聞こえてきた。

「一寸、ミルクあげてきてもいいですか?」

そういう彼女に、年上の二人は、ええ大丈夫ですよ、と言って彼女を部屋にいかせた。

きっと、今日も道の駅では、静かに観覧車が回っていることだろう。観覧車は、そんな事件があったことも知らないで回り続けるのだ。


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頭上で回るは観覧車 増田朋美 @masubuchi4996

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