これは悲しい劇だ。
- ★★★ Excellent!!!
この劇の主演は純粋な少女。
明るい希望に満ちた作品になるかと思われましたが、観客は誰もおらず、作者の都合でプロローグだけで幕を降ろしてしまったのです。
続きを待ち望んだ少女。再び幕が上がったのは二年後。観客席には血塗れの作者がひとり、こちらを睨みつけていて……
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何という悲しいお話でしょう。
最も信頼していた人物が死に物狂いで自分を殺しに来るだなんて。
自分も多少書いている者として、作者の怒気も分かってしまうのが遣る瀬無い。
寂しさの残る終わり方も印象的でした。