よく見る夢の内容を、「僕」が「君」に語りかけている。描写が繊細で、こちらに語りかけるという構成のため、心の底からゾクゾクとします。その一方で全てを煙に巻くような抽象性もあるため、イメージをどこまでも広がっていきました。描写の細かさとおぼろさのバランスが素晴らしいです。