異世界に召喚された鉄オタ少年が貧乏国を鉄道知識で立て直すというマニアックな趣味モノかと思いきや、鉄道を通すために法律を変えたり、銀行を作ったり、農協を作ったりと、さまざまな産業を育てて人々の暮らしを変えていく本格ビジネス小説で驚きました。鉄道によって、ときに戦争の方法すら一変させて、世界の情勢に変革をもたらす壮大なスケール感に脱帽です。鉄道の発展が、いかに人類の歴史に影響を与えたかというリスペクトに溢れていました。(特別審査員・愛咲優詩)
鉄道だけではなく、それに関わるすべての産業、金融機関、政治などのことまでも考慮してストーリーが進むので作者が物流関係に対して多くの知識を持っているのだろうとおもいます。そして鉄道の光だけではなく闇も同時に描いているので話の内容に対して納得ができ、ご都合展開が他の作品に比べて少ないように感じました。金融、政治、経営や機械工学などさまざまな分野に対する知識や理解を求められるので疲れてる人には読むのが大変かも分かりませんが私は楽しく最後まで読めました。
やっと完結まで見れました!!もしも異世界転移した鉄オタがいたら。きっとこんな人生を送っていたのかも知れない。そう思わせるくらい重厚な一生とその息子の物語です。普通の“俺つぇー系”ではない面白さがここにあり!!
面白いけどこの作品ではセバスチャンがおバカキャラ役なのね、まあ元盗賊なんだからしょうがないがw
鉄道無双かと思いきや、鉄道だけでなく、それを取り巻く様々な事をうまく書き表している。面白くて引き込まれた。一気に400話ほど読んでしまった。
普段人々が何気なく乗っている鉄道、そこに刻まれたたくさんの理非曲直な逸話たち。そんな実際にあったであろう出来事を、楽しく読みやすくお話にしてくれている。本作に登場している鉄道は蒸気機関車のため、その後に続くであろう鉄道史を思い描けば、この先の物語は大陸横断鉄道のごとく遠大だと思われます。葉山氏が今後どのような物語のレールを敷いていくのか非常に楽しみです!
ヒロインは2.3人でいい