応援コメント

6-2、年代記《クロニクル》」への応援コメント

  • やっと、やっと分かったことがある。 それは、一体どんな顔をして「銀の勇者」が、自身の生命を犠牲にしてまで無職の男を生かしたかったのか。

    彼女は―――笑っていたのだ。 ただ、ただ、笑っていたのだ。
    "彼"と言う確かな存在に、自分ですらも成し得なかった事が出来るのだと。

    そう、“次代”の育成。 「銀の勇者」に成り代われる、「銀の勇者」よりも強き勇者を育て上げられる資質を秘めていると。

    役割を終えていない者が、輪廻の輪に入る事を……戻る事を赦されはしない。
    彼の役割は、まだ残っている。